失われた可能性があるオブジェクトの検索とリストア

Lost Objects(LOST)アラームをトリガーした(失われた可能性があると特定した)オブジェクトを検索してリストアできる場合があります。

開始する前に

タスク概要

次の手順に従って、グリッド内の他の場所で損失オブジェクトのレプリケート コピーを検索します。ほとんどの場合、損失オブジェクトは見つかりません。迅速に対処した場合、損失レプリケート オブジェクトを検索してリストアできることがあります。
注意:この手順を実行する場合は、テクニカル サポートに問い合わせることを推奨します。

手順

  1. 監査ログでオブジェクトが存在する可能性のある場所を検索します。
    1. サービス ラップトップから、password.txtファイルに記載されているパスワードを使用して、管理ノードにadminとしてログインし、suを実行してrootに切り替えます。
    2. 監査ログが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを入力します。cd /var/local/audit/export/
    3. grepを使用して、失われた可能性があるオブジェクトに関連付けられている監査メッセージを抽出し、出力ファイルに送信します。次のコマンドを入力します。grep hexadecimal-cbid-value audit_file_name > output_file_name
      次に例を示します。
      Admin: # grep 0x2E2C7E93FD5E4ED4 audit.log > messages_about_lost_object.txt
    4. grepを使用して、損失オブジェクトのObject Rules Met(ORLM)監査メッセージを抽出します。次のコマンドを入力します。grep ORLM output_file_name
      次に例を示します。
      Admin: # grep ORLM messages_about_lost_objects.txt
      以下は、ORLM監査メッセージの例です。
      017-08-01.txt.gz:2017-08-01T23:13:29.648789 [AUDT:[CBID(UI64):0x2E2C7E93FD5E4ED4][RULE(CSTR):"Make 2 Copies"][STAT(FC32):DONE][CSIZ(UI64):10][SPAR(UI64):0][UUID(CSTR):"2A8F30F0-11D2-49E4-B649-7FA875AC018B"][LOCS(CSTR):"CLDI 12099341, CLDI 12018810"][RSLT(FC32):SUCS][AVER(UI32):10][ATIM(UI64):1501629209648789][ATYP(FC32):ORLM][ANID(UI32):12099341][AMID(FC32):OBDI][ATID(UI64):15559490536956943145][ASQN(UI64):203245][ASES(UI64):1501628133536878]]
    5. メッセージ内のLOCSフィールドを検索します。
      このフィールドのCLDIの値は、オブジェクトのコピーが配置されている可能性のあるLDRのノードIDおよびボリュームIDです。
      オブジェクトの場所がわかれば、そのオブジェクトをリストアできる場合があります。
    6. このLDRノードIDのストレージ ノードを見つけます。
      ノードIDを使用してストレージ ノードを見つける方法は2つあります。
      • グリッド管理インターフェイスで、[Grid] > [Data Center] > [Storage Node] > [LDR]に移動します。LDRのノードIDは、[Node Information]テーブルにあります。このLDRをホストしているストレージ ノードが見つかるまで、各ストレージ ノードの情報を確認します。
      • グリッドのリカバリ パッケージをダウンロードして解凍します。SAIDパッケージの\docsディレクトリにあるindex.htmlファイルの「Servers Summary」には、すべてのグリッド ノードのすべてのノードIDが記載されています。
  2. 監査メッセージに配置先として示されているストレージ ノードでオブジェクトを検索します。
    1. サービス ラップトップから、password.txtファイルに含まれているパスワードを使用して、ストレージ ノードにadminとしてログインし、suを実行してrootに切り替えます。
    2. ディレクトリを変更します。次のコマンドを入力します。cd /var/local/rangedb
    3. オブジェクトのコピーを検索します。次のコマンドを入力します。find . -name "hexadecimal-cbid-valueP"
      たとえば、次のように入力します。
      DC-SN1: # find . -name “0x2E2C7E93FD5E4ED4” 
      注:このfindコマンドの完了には時間がかかる(数日)ことがあります。
      ノードのストレージ ボリュームのいずれかにオブジェクトが存在する場合、findコマンドは現在の場所からオブジェクトへのファイル パスを返します。このファイル パスを使用してオブジェクトをリストアできます。
  3. 損失オブジェクトをリストアします。
    1. Telnetでlocalhost 1402に接続して、LDRコンソールにアクセスします。
    2. cd /proc/CMSI」と入力します。
    3. 次のコマンドを入力します。Object_Found file_path_of_object
      オブジェクトの完全なファイル パスには/var/local/rangedbが含まれますが、前の手順で見つかった部分的なファイル パスを使用してください。たとえば、次のように入力します。
      Object_Found 1/p/12/0E/0x2E2C7E93FD5E4ED4p
      Object_Foundコマンドを実行すると、グリッドにオブジェクトの場所が通知されます。また、アクティブなILMポリシーがトリガーされ、ポリシーの指定に従って追加のコピーが作成されます。
    注:オブジェクトが見つかったストレージ ノードがオフラインの場合は、オンラインの任意のストレージ ノードにオブジェクトをコピーできます。オブジェクトは、オンラインのストレージ ノードのいずれかの/var/local/rangedbで最も下位のサブディレクトリに配置してください。次に、オブジェクトの部分的なファイル パスを使用して、Object_Foundコマンドを実行します。
  4. グリッド管理インターフェイスで損失オブジェクトのカウントをリセットします。