アップグレードを完了するには、StorageGRID Webscaleシステムにあるすべてのグリッド ノードをアップグレードする必要があります。ただし、アップグレードのタイミングを制御するため、またはStorageGRID Webscaleシステムが停止しないようにするために、グリッドを段階的に更新することができます。
プライマリ管理ノード上のStorageGRID Webscaleシステムのアップグレードを完了しておく必要があります。
[Software Upgrade]ページでは、必要なファイルのアップロードから、StorageGRID Webscaleシステム内の全グリッド ノードのアップグレード(プライマリ管理ノードから開始)、データベースのアップグレードまでの全プロセスを、表示される手順に従って実行できます。
アップグレードするグリッド ノードのグループを選択することで、アップグレード順をカスタマイズできます。選択したグリッド ノードのグループをアップグレードしたら、他のグリッド ノードについても同じ手順を繰り返し、すべてのサイトのすべてのグリッド ノードをアップグレードします。すべてのグリッド ノードをアップグレードしたあとにデータベースをアップグレードすれば、アップグレードは完了です。
APIゲートウェイ ノードはデフォルトでは選択されていません。APIゲートウェイ ノードをいつアップグレードするかは、グリッドの構成に基づいて決定する必要があります。StorageGRID Webscaleシステムに複数のAPIゲートウェイ ノードがある場合は、クライアント アプリケーションが常に使用可能なAPIゲートウェイ ノードに接続されているよう、順番を考えてアップグレードしてください。StorageGRID WebscaleシステムにAPIゲートウェイ ノードが1つしかない場合、APIゲートウェイ ノードのアップグレード中はクライアント アプリケーションがシステムにアクセスできなくなるため、アップグレードのダウンタイムを計画する必要があります。
StorageGRID WebscaleでILMポリシーの設定が変更されているため、すべてのグリッド ノードをアップグレードするまではILMの設定を更新しないでください。ILMの動作が不安定になり、正常に動作しない場合があります。