StorageGRID Webscaleシステムがアップグレードできる状態にあることを確認し、最小限の中断でアップグレードを完了できるよう、システムのアップグレード計画を立てる必要があります。
StorageGRID Webscale 10.4からStorageGRID Webscale 11.0.xへのアップグレード、またはバージョン11.0.xからバージョン11.0.yへのアップグレードを開始する前に、このガイドをよく読み、StorageGRID Webscaleシステムのアップグレードに必要な要件と手順を確認する必要があります。
開始する前に、次の点に注意してください。
- 設定の変更やログ、ローカルで適用したネットワークの変更が失われることがないよう、アップグレードによるシステムへの影響を理解しておく必要があります。詳細については、「アップグレード時にシステムが受ける影響」を参照してください。
- アップグレードの完了後にユーザ アカウント、グループ、およびテナント アカウントを適切に更新できるよう、アップグレードの影響を理解しておく必要があります。
- StorageGRID Webscaleのアップグレード ファイルなど、アップグレードに必要なファイルや機器、情報をすべて揃えておく必要があります。
- バージョン11.0.xにアップグレードするには、現在のバージョンが10.4以降である必要があります。これより前のバージョンの場合は、このガイドに記載されている手順を行う前に、バージョン10.4にアップグレードする必要があります。
- アップグレードを開始したハイパーバイザー プラットフォームでアップグレードを完了する必要があります。
- グリッド管理インターフェイスを使用して、プライマリ管理ノードから全データ センター サイトのすべてのグリッド ノードをアップグレードする必要があります。
- すべてのノードのポート9999を開く必要があります。StorageGRID Webscale 11.0では、管理ノードはPrometheus指標を取得するためにポート9999を使用してすべてのノードと通信します。ポート9999がブロックされていると一部の機能は機能しません。