2台のコントローラを相互に接続し、各コントローラの管理ポートを接続して、E5700SGコントローラの10 / 25GbEポートをStorageGRID Webscaleのグリッド ネットワークとオプションのクライアント ネットワークに接続する必要があります。
開始する前に
- 管理ポートを接続するためのイーサネット ケーブルを用意しておきます。
- 4つの10 / 25GbEポートを接続するための光ケーブルを用意しておきます(アプライアンスには付属していません)。
- これらのポートで25GbEのリンク速度を使用する場合は、SFP28トランシーバを用意しておきます。
注:アプライアンスには、出荷時に8つのSFP+トランシーバが付属しています。このトランシーバは、10GbEまたは16Gbps FCをサポートし、両コントローラの2つのインターコネクト ポートで使用できるほか、E5700SGコントローラの4つの10 / 25GbEネットワーク ポートで使用できます(ネットワーク ポートで10GbEのリンク速度を使用する場合)。
注意:
レーザー被ばくのリスク - SFPトランシーバを分解したり、部品を取り外したりしないでください。レーザー被ばくのおそれがあります。
タスク概要
次の図はSG5760の2台のコントローラを示しています(上がE2800コントローラで、下がE5700SGコントローラ)。SG5712では、背面から見てE5700SGコントローラの左側にE2800コントローラがあります。
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ポート |
ポートのタイプ |
機能 |
1 |
各コントローラの2つのインターコネクト ポート |
16Gb/s FC光ファイバSFP+
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2台のコントローラを相互に接続します。 |
2 |
E2800コントローラの管理ポート1 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
SANtricity System Managerにアクセスするネットワークに接続されます。StorageGRID Webscaleの管理ネットワークまたは独立した管理ネットワークを使用できます。 |
E2800コントローラの管理ポート2 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
テクニカル サポート専用です。 |
3 |
E5700SGコントローラの管理ポート1 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
E5700SGコントローラをStorageGRID Webscaleの管理ネットワークに接続します。 |
E5700SGコントローラの管理ポート2 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
取り付け時にE5700SGコントローラをサービス ラップトップに接続するために使用できます(DHCPによって割り当てられたIPアドレスがない場合)。 |
4 |
E5700SGコントローラの10 / 25GbEポート1~4 |
10GbEまたは25GbE 注:アプライアンス付属のSFP+トランシーバは、10GbEのリンク速度をサポートします。4つのネットワーク ポートで25GbEのリンク速度を使用する場合は、SFP28トランシーバを取り付ける必要があります。
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StorageGRID Webscaleのグリッド ネットワークおよびクライアント ネットワークに接続します。「E5700SGコントローラでの10 / 25GbEポート接続」を参照してください。 |
手順
- 2本の光ケーブルおよび8つのうち4つのSFP+トランシーバを使用して、E2800コントローラをE5700SGコントローラに接続します。
接続元のポート |
接続先のポート |
E2800コントローラのインターコネクト ポート1 |
E5700SGコントローラのインターコネクト ポート1 |
E2800コントローラのインターコネクト ポート2 |
E5700SGコントローラのインターコネクト ポート2 |
- E2800コントローラの管理ポート1(P1、左側のRJ-45ポート)を、イーサネット ケーブルでSANtricity System Managerの管理ネットワークに接続します。
E2800コントローラの管理ポート2(P2、右側のRJ-45ポート)は使用しないでください。このポートはテクニカル サポート専用です。
- StorageGRID Webscaleの管理ネットワークを使用する場合は、E5700SGコントローラの管理ポート1(P1、左側のRJ-45ポート)をイーサネット ケーブルで管理ネットワークに接続します。
- E5700SGコントローラの10 / 25GbEポートを、光ケーブルとSFP+またはSFP28トランシーバを使用して適切なネットワーク スイッチに接続します。
注:すべてのポートで同じリンク速度を使用する必要があります。10GbEのリンク速度を使用する場合は、SFP+トランシーバを取り付けます。25GbEのリンク速度を使用する場合は、SFP28トランシーバを取り付けます。
- 固定ポート ボンディング モード(デフォルト)を使用する場合は、次の表のように各ポートをStorageGRID Webscaleのグリッド ネットワークまたはクライアント ネットワークに接続します。
ポート |
接続先 |
ポート1 |
クライアント ネットワーク(オプション) |
ポート2 |
グリッド ネットワーク |
ポート3 |
クライアント ネットワーク(オプション) |
ポート4 |
グリッド ネットワーク |
- アグリゲート ポート ボンディング モードを使用する場合は、1つ以上のネットワーク ポートを1つ以上のスイッチに接続します。単一点障害を回避するために、4つのポートの少なくとも2つを接続する必要があります。1つのLACPボンドに複数のスイッチを使用する場合は、スイッチがMLAGまたは同等の機能をサポートしている必要があります。