デュアル コミットとは

デュアル コミットは、オブジェクトが取り込まれる際のシステムのデフォルト機能です。デュアル コミットは、アクティブなILMポリシーに照らして評価する前にオブジェクトの最初の格納場所で障害が発生した場合にオブジェクト データの損失を防ぐことを目的としています。

オブジェクトが取り込まれるとすぐにそのオブジェクトの2つ目のコピーが作成され、別のストレージ ノードに分散されます。オブジェクトがアクティブ ポリシー内のILMルールに一致した場合、デュアル コミットによる初期コピーがルールの配置手順を満たしているかどうかがStorageGRID Webscaleによって判断されます。満たしていない場合、オブジェクトはILM評価キューに追加されます。オブジェクトが再評価される際、新しいオブジェクトのコピーを別の場所に作成して、デュアル コミットによる初期コピーを削除することが必要になる場合があります。

デュアル コミット コピーの作成要求が失敗した場合(ネットワークの問題で2つ目の初期コピーを作成できない場合など)、StorageGRID Webscaleシステムは再試行せず、取り込みは失敗します。

デュアル コミットはデフォルトで有効になっています。レプリケートされたオブジェクト データのインスタンスを1つだけ格納するようにILMルールが設定されている場合は、デュアル コミットの取り込みによって不必要にコピーが作成されて削除されないように、シングル コミットの取り込み処理を指定できます。設定の情報については、S3またはSwiftクライアント アプリケーションを実装する手順を参照してください。

注:準拠が有効になっているS3バケットでは、シングル コミットの取り込み処理は指定できません(REDUCED_REDUNDANCYを使用することはできません)。これは、アクティブなILMポリシーによってオブジェクトが評価される前に、オブジェクトが準拠要件を満たす(各オブジェクトのコピーが2つある)ようにするためです。