グリッド管理APIは、バージョン管理を使用して無停止アップグレードをサポートします。
たとえば、次の要求URLではバージョン2のAPIが指定されています。
https://hostname_or_ip_address/api/v2/authorize
グリッド管理APIで後方互換性のない変更が行われた場合は、APIのメジャー バージョンが上がります。たとえば、APIに対して互換性のない変更が行われると、バージョンが1.1から2.0に上がります。グリッド管理APIで後方互換性のある変更が行われた場合は、マイナー バージョンが上がります。後方互換性のある変更には、新しいエンドポイントやプロパティの追加などがあります。たとえば、APIに対して互換性のある変更が行われると、バージョンが1.0から1.1に上がります。
StorageGRID Webscaleソフトウェアを初めてインストールした時点では、グリッド管理APIの最新のバージョンのみが有効になっています。ただし、StorageGRID Webscaleを新しいメジャー バージョンにアップグレードした場合、少なくともStorageGRID Webscaleのメジャー リリース1つ分のアップグレードにおいては、古いAPIバージョンにも引き続きアクセスできます。
Received call to deprecated v1 API at POST "/api/v1/authorize"
GET https://{{IP-Address}}/api/versions { "responseTime": "2016-10-03T14:49:16.587Z", "status": "success", "apiVersion": "2.0", "data": [ 1, 2 ] }
APIのバージョンは、パス パラメータ(/api/v1)またはヘッダー(Api-Version: 2)を使用して指定できます。両方を指定した場合、ヘッダーの値がパスの値を上書きします。
curl https://[IP-Address]/api/v2/grid/accounts
curl -H "Api-Version: 2" https://[IP-Address]/api/grid/accounts