拡張の実施

拡張を行うと、新しいグリッド ノードまたは新しいサイトが既存のStorageGRID Webscale環境に追加されます。拡張を行った場合は、プロセスの完了時にリカバリ パッケージ ファイルの最新コピーをダウンロードする必要があります。

開始する前に

タスク概要

拡張は次の3つのフェーズで行います。
  1. 拡張を開始するには、新しいグリッド ノードと新しいサイトのどちらを追加するかを指定し、追加するグリッド ノードを承認し、プロビジョニング パスフレーズを入力し、[Expand]をクリックします。
  2. 拡張プロセスを開始したら、新しいリカバリ パッケージ ファイルをダウンロードし、各グリッド ノードの拡張手順を監視します。
  3. 拡張が完了したら、すべての新しいグリッド ノードについて、StorageGRID Webscaleのバージョンが正しいことを確認します。

拡張の実行中は、[Expansion Progress]セクションにグリッド トポロジの変更に必要なグリッド設定タスクが表示され、各タスクのステータスを確認することができます。必要なグリッド設定タスクは、追加するグリッド ノード、および新しいサイトを追加するかどうかによって異なります。大規模なグリッドにおいては、一部のグリッド設定タスクの実行にかなりの時間がかかることがあります。それらのグリッド設定タスクは自動的にバックグラウンドで実行されます。


この図には説明が付随しています。

このスクリーンショットは、新しいストレージ ノードの追加を含む拡張の例を示しています。実行中の拡張のタスクについて、[Grid Node Status]セクションに各グリッド ノードの現在のステータスが表示されます。
注:新しいサイト用のCassandraの設定は、Cassandraデータベースが空に近い状態であれば数分程度で完了します。ただし、Cassandraデータベースに大量のオブジェクト メタデータが含まれている場合は、数時間以上かかることがあります。

手順

  1. [Maintenance] > [Expansion]を選択します。
  2. [Configure Expansion]をクリックします。
    [Site Selection]ダイアログが表示されます。


    [Site Selection]ダイアログ

  3. 開始する拡張のタイプを選択します。
    • 新しいサイトを追加する場合は、[New]を選択し、新しいサイトの名前を入力します。
    • 既存のサイトにグリッド ノードを追加する場合は、[Existing]を選択します。
  4. [Save]をクリックします。
  5. 保留中のグリッド ノードを承認します。
    1. [Pending Nodes]リストに、導入したグリッド ノードがすべて表示されていることを確認します。
      注:表示されないグリッド ノードがある場合は、そのノードが正常に導入されたかどうかを確認します。
    2. 承認する保留中のグリッド ノードの横にあるラジオ ボタンを選択します。
    3. [Approve]をクリックします。
      [Grid Node Configuration]ページが表示され、該当するノードの名前がタイトルに表示されます。
    4. [General Settings]で、次のプロパティの設定を必要に応じて変更します。
      • Site:グリッド ノードが関連付けられるサイトの名前。
      • Name:ノードに割り当てられるホスト名であり、Grid Managerに表示される名前。
      • NTP Role:グリッド ノードのネットワーク タイム プロトコル(NTP)ロール。選択可能なオプションは、[Automatic][Primary][Client]です。[Automatic]を選択すると、管理ノード、ADCサービスを使用するストレージ ノード、APIゲートウェイ ノード、および非静的IPアドレスが設定されたグリッド ノードにPrimaryロールが割り当てられます。他のすべてのグリッド ノードにはクライアント ロールが割り当てられます。
        注:Primary NTPロールは、各サイトで少なくとも2つのノードに割り当ててください。これにより、外部タイミング ソースへのシステム アクセスの冗長性が確保されます。
      • ADC Service:このフィールドは、ストレージ ノードについての[Node Configuration]ダイアログ ボックスを開いた場合にのみ使用できます。ストレージ ノードについて、選択したノードでAdministrative Domain Controllerサービスを実行するかどうかを指定します。[Automatic]を選択すると、必要に応じて自動的にこのオプションが適用されるようになります。このオプションをグリッド ノードに対して明示的に設定する場合は、[Yes]または[No]を選択します。たとえば、ノードの導入後にADCサービスを追加することはできないため、この拡張のあとにこのサイトでADCサービスを含むストレージ ノードの運用を停止する場合は、[Yes]を選択する必要があります。
    5. [Grid Network]で、次のプロパティの設定を必要に応じて変更します。
      • IPv4 Address (CIDR):eth0グリッド ネットワーク インターフェイスのCIDRネットワーク アドレス。例:172.16.10.100/24
      • Gateway:グリッド ノードのデフォルト ゲートウェイ。例:172.16.10.1
    6. グリッド ノードの管理ネットワークを設定する場合は、[Admin Network]セクションで必要に応じて設定を追加または更新します。
      このインターフェイスの外部にあるルートのデスティネーション サブネットワークを、[Subnets (CIDR)]テキスト ボックスに入力します。
    7. グリッド ノードのクライアント ネットワークを設定する場合は、[Client Network]セクションで必要に応じて設定を追加または更新します。
    8. [Save]をクリックします。
      承認したグリッド ノード エントリが[Approved Nodes]リストに移動します。
      注:承認したグリッド ノードのプロパティを変更する必要がある場合は、ノードのラジオ ボタンを選択し、[Edit]をクリックします。
    9. 承認する保留中のグリッド ノードごとに、上記の手順を繰り返します。
  6. 新しいグリッド ノードを承認した場合は、[Provisioning Passphrase]に入力します。
  7. [Expand]をクリックします。
    ページが更新され、拡張手順のステータスが表示されます。
  8. [Download Recovery Package]リンクが表示されたら、すぐにリカバリ パッケージ ファイルをダウンロードします。
    StorageGRID Webscaleシステムでグリッド トポロジを変更した場合は、できるだけ早くリカバリ パッケージ ファイルの最新コピーをダウンロードする必要があります。リカバリ パッケージ ファイルは、障害が発生した場合にシステムを復元するために使用できます。
    1. ダウンロード リンクをクリックします。
    2. プロビジョニング パスフレーズを入力し、[Start Download]をクリックします。
    3. ダウンロードが完了したら、.zipファイルを開き、gpt-backupディレクトリと*_SAID.zipファイルが含まれていることを確認します。次に、*_SAID.zipファイルを展開し、/GID*_REV*ディレクトリに移動して、passwords.txtファイルを開けることを確認します。
    4. ダウンロードしたリカバリ パッケージ ファイル(.zip)を、2箇所の安全な場所にコピーします。
      注意:リカバリ パッケージ ファイルにはStorageGRID Webscaleシステムからデータを取得するための暗号キーとパスワードが含まれているため、安全に保管する必要があります。

終了後の操作

追加したグリッド ノードのタイプに応じて、統合と設定のための追加の手順を実行する必要があります。