各タイプの拡張のオプションと制限事項の確認

拡張を行う前に、各タイプの拡張のオプションと制限事項を理解する必要があります。

ストレージ ノードへのストレージ ボリュームの追加

既存の非アプライアンス ストレージ ノードにストレージ ボリューム(LUN)を追加することで、グリッドの全体的なストレージ容量を増やすことができます。アプライアンス ストレージ ノードのストレージ容量を拡張することはできません。StorageGRID Webscaleアプライアンスの各ストレージ ノードで使用可能な最大容量は固定であり、アプライアンスのモデルと元の構成に基づいて決まります。

ストレージ ボリュームを追加する場合は、次の制限事項に注意してください。
  • 各ノードでサポートできるストレージ ボリュームの数は最大で16個です。それよりも多くの容量が必要な場合は、新しいストレージ ノードを追加する必要があります。
  • 既存のストレージ ボリュームには、容量を追加できません。
  • ストレージ ノードへのストレージ ボリュームの追加は、システムのアップグレードやリカバリの処理や他の拡張と同時に実行することはできません。
  • ストレージ ボリュームを追加する前に、情報ライフサイクル管理(ILM)のアクティブなポリシーとルールを確認する必要があります。ほとんどの場合、ILMのレプリケート コピーまたはイレイジャー コーディング コピーの要件を満たすために、複数のストレージ ノードへのストレージ ボリュームの追加が必要になります。

手順については、「ストレージ ノードへのストレージ ボリュームの追加」を参照してください。

既存のサイトへのグリッド ノードの追加

既存データセンター サイトに新しいグリッド ノードを追加することで、StorageGRID Webscaleシステムのストレージ容量を拡張できます。この方法を使用すると冗長性も向上します。1回の拡張で、次のタイプの1つ以上のノードを既存の1つ以上のサイトに追加できます。
  • 非プライマリ管理ノード
  • ストレージ ノード
  • アーカイブ ノード
  • APIゲートウェイ ノード

グリッド ノードを追加する場合は、次の制限事項に注意してください。

データセンター サイトの追加

新しいデータセンター サイトを追加することで、StorageGRID Webscaleシステムを拡張することができます。

データセンター サイトを追加する場合は、次の制限事項に注意してください。
  • データセンター サイトは、1回の拡張処理で1つだけ追加できます。
  • 拡張中に同じ処理で既存のデータセンター サイトにグリッド ノードを追加することはできません。
  • 新しいデータセンター サイトには少なくとも3つのストレージ ノードが必要です。
  • StorageGRID Webscaleシステムは拡張時も動作し続けるため、拡張手順を開始する前にILMルールを確認し、 拡張手順が完了するまでは新しいデータセンター サイトにオブジェクトのコピーが格納されないようにする必要があります。ILMルールに関する情報を参照してください。
  • 新しいサイトを追加すると、Cassandraデータベース(オブジェクト メタデータに使用)のコピーが新しいサイトのストレージ ノードに保存されます。このため、新しいサイトを追加してもグリッドに格納できるオブジェクトの数は増えません。StorageGRID Webscaleシステムに格納できるオブジェクトの最大数を増やすには、サイトあたりのストレージ ノードの数を増やして、オブジェクト メタデータに使用できるスペースを増やす必要があります。