Dockerのインストール

Red Hat Enterprise LinuxまたはCentOSでは、StorageGRID WebscaleシステムはDockerコンテナの集合として実行されます。StorageGRID Webscaleをインストールする前に、Dockerをインストールする必要があります。

タスク概要

Red Hat Enterprise LinuxでDockerを使用している場合は、overlay2ストレージ ドライバまたはdevicemapperストレージ ドライバを使用する必要があります。
  • Red Hat Enterprise Linuxのバージョンが7.5またはそれ以降の場合は、overlay2ストレージ ドライバが推奨されます。
  • Red Hat Enterprise Linuxのバージョンが7.5よりも前の場合は、devicemapperストレージ ドライバが推奨されます。devicemapperを使用している本番環境のシステムでは、direct-lvmモードを使用する必要があります。

overlay2およびdevicemapperストレージ ドライバの詳細については、DockerドキュメントまたはRed Hat Enterprise Linuxのインストール手順を参照してください。

手順

  1. Red Hat Enterprise LinuxにDockerをインストールする場合は、RHEL Extrasチャネルをアクティブ化します。
    sudo subscription-manager repos --enable rhel-7-server-extras-rpms
    注:CentOS Extrasリポジトリはデフォルトで有効になっています。
  2. Dockerをインストールする。
    sudo yum install docker
  3. 次のコマンドを入力して、必要なバージョンのDockerがインストールされたことを確認します。
    sudo docker version
    クライアントとサーバのバージョンが1.10.3以降である必要があります。
    Client:
      Version: 1.10.3
      API version: 1.22
      Package version: docker-common-1.10.3-46.el7.14.x86_64
      Go version: go1.6.2
      Git commit: 5206701-unsupported
      Built: Mon Aug 29 14:00:01 2016
      OS/Arch: linux/amd64
    
    Server:
      Version: 1.10.3
      API version: 1.22
      Package version: docker-common-1.10.3-46.el7.14.x86_64
      Go version: go1.6.2
      Git commit: 5206701-unsupported
      Built: Mon Aug 29 14:00:01 2016
      OS/Arch: linux/amd64
  4. 使用するストレージ ドライバを特定します。
    • Red Hat Enterprise Linuxのバージョンが7.5またはそれ以降の場合は、overlay2ストレージ ドライバを使用します。設定は必要ありません。ステップ5に進みます。
    • Red Hat Enterprise Linuxのバージョンが7.5よりも前の場合は、devicemapperストレージ ドライバを使用します。デフォルトでは、このストレージ ドライバはloopback-lvmモードで設定されているので、本番用には適しません。以下の手順を実行して、direct-lvmモードでストレージ ドライバを設定してください。
    1. ホストへのDockerのインストールが完了したら、次のコマンドを入力します。sudo docker info
      このコマンドの出力で、データ ループ ファイルとメタデータ ループ ファイルが/var/lib/docker/devicemapper/devicemapperの下にあることが示される場合は、Dockerがloopback-lvmモードで設定されています。
    2. インストール プロセスを進める前に、direct-lvmモードでDockerを再設定します。

      dm.thinpooldevコンテナ ストレージ プールのバッキング ブロック デバイスには、ホスト ストレージの設定時に各ホストに割り当てたDockerストレージ プール ボリュームを使用します。参照している手順では、例として/dev/xvdfというブロック デバイス名を使用しています。この/dev/xvdfを、Dockerを再設定するホストに割り当てられたDockerストレージ プール ボリュームの永続的な名前に置き換える必要があります。

      注意:Dockerストレージ プール ボリュームに共有ストレージを使用する場合は、ホストごとに別の物理ボリュームを使用する必要があります。2つのホストで同じDockerストレージ プール ボリュームをコンテナ ストレージに使用すると、システム データが破損する原因になります。
  5. 次の2つのコマンドで、Dockerを有効化して起動します。
    sudo systemctl enable docker
    sudo systemctl start docker