Complete Multipart Upload

Complete Multipart Upload処理では、以前にアップロードされたパートをアセンブルすることで、オブジェクトのマルチパート アップロードを完了します。

競合の解決

競合するクライアント要求(2つのクライアントが同じキーに書き込む場合など)は、「latest-wins」ベースで解決されます。「latest-wins」評価は、S3クライアントが処理を開始するタイミングではなく、StorageGRID Webscaleシステムが特定の要求を完了したタイミングで行われます。

要求ヘッダー

x-amz-storage-class要求ヘッダーがサポートされています。指定できる値は次のとおりです。

注意:マルチパート アップロードが15日以内に完了しないと、非アクティブな処理としてマークされ、関連するすべてのデータがシステムから削除されます。
注:返されるETagの値は、データのMD5サムではなく、Amazon S3 APIのマルチパート オブジェクト用のETag値の実装に従います。

バージョン管理

マルチパート アップロードは、この処理で完了します。バケットでバージョン管理が有効になっている場合は、マルチパート アップロードの完了時にオブジェクトのバージョンが作成されます。

バケットでバージョン管理が有効になっている場合、格納されるオブジェクトのバージョンごとに一意のversionIdが自動的に生成されます。このversionIdは、x-amz-version-id応答ヘッダーを使用した応答でも返されます。

バージョン管理が一時停止中の場合は、versionIdがnullの状態でオブジェクトのバージョンが格納され、nullのバージョンがすでに存在する場合は上書きされます。

注:バケットでバージョン管理が有効になっているときは、同じオブジェクト キーで同時に複数のマルチパート アップロードが実行されている場合でも、マルチパート アップロードが完了するたびに常に新しいバージョンが作成されます。バケットでバージョン管理が有効になっていないときは、マルチパート アップロードの開始後に、同じオブジェクト キーで別のマルチパート アップロードが開始されて先に完了することがあります。バージョン管理が有効になっていないバケットでは、最後に完了したマルチパート アップロードが優先されます。

レプリケーション、通知、またはメタデータ通知の失敗

マルチパート アップロードが行われるバケットでプラットフォーム サービスが設定されている場合、関連するレプリケーション操作や通知操作が失敗してもマルチパート アップロードは正常に実行されます。

この状況が発生すると、Grid ManagerでTotal Events(SMTT)のアラームが生成されます。Last Eventメッセージに、通知が失敗した最後のオブジェクトについて、「Failed to publish notifications for bucket-name object keyと表示されます (このメッセージを表示するには、[Nodes] > [Storage Node] > [Events]を選択し、 表の上部の[Last Event]を確認します)。イベントのメッセージは/var/local/log/bycasterr.logにも表示されます。

テナントでは、オブジェクトのメタデータまたはタグを更新することで、失敗したレプリケーションまたは通知をトリガーできます。テナントでは、既存の値を再送信し、不要な変更を回避できます。