CloudMirrorレプリケーションの設定

StorageGRID Webscale CloudMirrorレプリケーション サービスを使用すると、テナントで外部のS3バケットにオブジェクトを自動的にレプリケートできます。Tenant Managerを使用してレプリケーションを有効にすることができます。

開始する前に

タスク概要

CloudMirrorレプリケーションでは、ソース バケットからエンドポイントで指定されたデスティネーション バケットにオブジェクトがコピーされます。バケットのCloudMirrorレプリケーションを有効にするには、有効なバケット レプリケーション設定XMLを作成して適用する必要があります。レプリケーション設定XMLでは、各デスティネーションとしてS3バケット エンドポイントのURNを使用する必要があります。

バケット レプリケーションとその設定方法の一般的な情報については、Amazonのドキュメントのクロスリージョン レプリケーションに関する説明を参照してください。StorageGRID WebscaleがS3バケットのレプリケーション設定APIを実装する方法については、S3クライアント アプリケーションを実装する手順を参照してください。

オブジェクトを含むバケットでCloudMirrorレプリケーションを有効にすると、バケットに追加された新しいオブジェクトがレプリケートされますが、バケット内の既存のオブジェクトはレプリケートされません。レプリケーションをトリガーするには、既存のオブジェクトを更新する必要があります。

レプリケーション設定XMLでストレージ クラスを指定した場合は、StorageGRID WebscaleはデスティネーションS3エンドポイントに対して処理を実行する際にそのクラスを使用します。指定したストレージ クラスは、デスティネーション エンドポイントでもサポートされている必要があります。デスティネーション システムのベンダーからの推奨事項がある場合は、それに準拠してください。

手順

  1. ソース バケットのレプリケーションを有効にします。
    1. S3レプリケーションAPIで指定されているように、レプリケーションを有効にするために必要なレプリケーション設定XMLをテキスト エディタで作成します。
      XMLを設定する際は、次の点に注意してください。
      • デスティネーションとしてS3バケット エンドポイントのURNを使用します。
      • 必要に応じて、<StorageClass>要素を追加し、次のいずれかを指定します。
        • STANDARD:デフォルトのストレージ クラスです。オブジェクトをアップロードする際にストレージ クラスを指定しなかった場合は、STANDARDストレージ クラスが使用されます。
        • STANDARD_IA:(Standard - Infrequent Access)アクセス頻度が低いが状況によっては高速アクセスが必要なデータにはこのストレージ クラスを使用します。
        • REDUCED_REDUNDANCY:重大度が低く、再現可能で、STANDARDストレージ クラスよりも低い冗長性で格納できるデータにはこのストレージ クラスを使用します。
      <ReplicationConfiguration>
          <Role></Role>
          <Rule>
              <Status>Enabled</Status>
              <Prefix>2017</Prefix>
              <Destination>
                 <Bucket>urn:sgws:s3:::2017-records</Bucket>
                 <StorageClass>STANDARD</StorageClass>
               </Destination>
           </Rule>
      </ReplicationConfiguration>
    2. Tenant Managerで、[S3] > [Buckets]に移動します。
    3. ソース バケットを選択し、[Configure Replication]をクリックします。
    4. レプリケーション設定をテキスト ボックスに貼り付けて、[Save]をクリックします。

      レプリケーションの設定ダイアログ ボックスのスクリーンショット
      注:StorageGRID Webscale管理者が、Grid Managerまたは管理APIを使用して各テナント アカウントのプラットフォーム サービスを有効にしておく必要があります。設定XMLの保存時にエラーが発生した場合は、グリッド管理者にお問い合わせください。
  2. レプリケーションが正しく設定されていることを確認します。
    1. レプリケーション設定で指定されたレプリケーションの要件を満たすオブジェクトをソース バケットに追加します。
      前述の例では、プレフィックス「2017」に一致するオブジェクトがレプリケートされます。
    2. オブジェクトがデスティネーション バケットにレプリケートされたことを確認します。
      サイズの小さいオブジェクトについては、レプリケーションの所要時間が短くなります。
    これで、StorageGRID Webscaleバケット レプリケーション用のソース バケットが設定されました。