フォアグラウンド検証では、ストレージ ノードにデータが存在するかどうかを確認できます。オブジェクト データが欠落している場合、基盤となるストレージ デバイスに問題がある可能性があります。
これらのグリッド タスクが実行されているときは、完了するかロックが解除されるまで待つか、場合によっては中止します。
リカバリ手順の進行中の場合、フォアグラウンド検証で有用な情報を取得できません。
フォアグラウンド検証では、ストレージ ノードのすべてのオブジェクト ストアをチェックすることも、特定のオブジェクト ストアのみをチェックすることもできます。
フォアグラウンド検証で欠落オブジェクト データが見つかった場合、StorageGRID Webscaleシステムはデータの置き換えを試みます。置き換え用のコピーを作成できない場合、LOST(Lost Objects)アラームがトリガーされることがあります。
フォアグラウンド検証を実行すると、LDRフォアグラウンド検証グリッド タスクが生成されます。このタスクの所要時間はストレージ ノードに格納されているオブジェクトの数によって異なり、完了までに数日から数週間かかることがあります。同時に複数のストレージ ノードを選択できますが、これらのグリッド タスクが同時に実行されることはありません。代わりに、タスクはキューに登録され、1つずつ順番に実行されます。あるストレージ ノードでフォアグラウンド検証が実行中の間は、そのストレージ ノードに対して他のボリュームを検証するオプションを選択できたとしても、同じストレージ ノードで別のフォアグラウンド検証タスクを開始することはできません。
フォアグラウンド検証の実行中に別のストレージ ノードがオフラインになった場合、グリッド タスクは引き続き実行されますが、[% Complete]が99.99%に達すると停止します。その時点で[% Complete]は50%に戻り、ストレージ ノードがオンライン状態に戻るまで待機状態になります。ストレージ ノードがオンライン状態に戻ると、LDRフォアグラウンド検証グリッド タスクが再開されて完了するまで実行されます。
データの整合性に関して不安が残る場合は、
に移動して、バックグラウンド検証の実行回数を増やしてください。バックグラウンド検証は、格納されているすべてのオブジェクト データの正確性を確認し、見つかった問題を修復します。潜在的な問題をできるだけ早く検出して修復することで、データ損失のリスクが軽減されます。