StorageGRID Webscale 10.2以前を使用して作成されたILMルールは、StorageGRID Webscale 10.4で廃止され、StorageGRID Webscale 11.1ではサポートされていません。使用しているStorageGRID Webscaleシステムにまだこれらの古いILMルールがある場合は、今後も使用する必要のあるルールを再作成する必要があります。その後、バージョン11.1にアップグレードする前に古いルールをすべて削除してください。
開始する前に
- Grid Managerにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
- 特定のアクセス権限が必要です。詳細については、管理ユーザ アカウントおよびグループを使用したシステム アクセスの制御に関する情報を参照してください。
- StorageGRID Webscaleを管理するための最新の手順を理解します。
タスク概要
以下の条件は古いILMルール(10.3より前のバージョンで作成されたルール)に該当します。
- 古いルールには、そのことを示す警告アイコン(
)が表示されます。
- ポリシーに古いILMルールの複数のバージョンが含まれている場合があります(v1.0とv1.1両方のRule Aなど)。
StorageGRID Webscale 11.1にアップグレードする前に、次の手順で古いルールの再作成と削除を行います。
手順
- 現在使用中の古いILMルールを特定し、それらのILMルールの設定をすべて記録します。
- Create New ILM Rulesウィザードを使用して、同等の設定で新しいILMルールを作成します。
StorageGRID Webscaleの管理手順を参照してください。
注:1つの古いルールを複数の新しいルールと差し替えなければならない場合があります。バージョン10. 3でILMルールが変更された際に、一部のルール機能も変更されました。たとえば、1つのILMルールに複数のAPIを含めることはできなくなりました。
- 古いルールがアクティブ ポリシーで使用されている場合は、新しいドラフトILMポリシーを作成します。
StorageGRID Webscaleの管理手順を参照してください。
- アクティブ ポリシーのクローンを作成します。
- 新しいILMルールを選択し、古いルールの選択を解除します。
- ドラフト ポリシーを保存します。
- 新しいILMルールのテストに適した取り込み済みオブジェクトを使用してドラフト ポリシーをシミュレートします。
- ドラフト ポリシーをアクティブ化します。
- 使用されていない古いルールの中で必要なルールがあれば再作成してから、古いルールを削除します。
アクティブなILMルール、またはドラフトILMポリシーで現在選択しているILMルールは削除できません。