NAS Bridgeで公開されている共有にSMBクライアントをマウントする前に、1つ以上のSMBファイルシステムを追加する必要があります。
手順
- Webページの上部にある[Configuration]をクリックします。
- [SMB Filesystems]をクリックします。
- [Add]をクリックします。
- 導入計画とストレージ環境に応じて、すべての設定値を入力または選択します。
- StorageGRID - StorageGRID APIゲートウェイ ノードのIPアドレスを選択します。
- Bucket - StorageGRIDシステム内のバケットです。指定したバケットが存在しない場合は、NAS Bridgeがそのバケットを作成します。
- Cache Device - このファイルシステムで使用するキャッシュ デバイスを選択します。
- Active Directory
- Share name
- Owner - アクセス権限が付与された最初のユーザ。
- Group - アクセス権限が付与された最初のグループ。
- [Save]をクリックします。
処理が完了すると、新しいファイルシステムが、固有のIDおよびREADYステータスとともに表示されます。
「Primary」ロールは、バケットが割り当てられた最初のファイルシステムであることを示します。あとで同じバケットが別のNAS Bridge仮想マシン上の他のファイルシステムに割り当てられた場合、そのファイルシステムには「Secondary」ロールが割り当てられます。ファイルシステムのロールはNAS Bridgeによって自動的に割り当てられ、手動で変更することはできません。「Secondary」ロールのファイルシステムは、クライアントからはマウントできません。

- 必要に応じて、共有自体に対する権限を使用して共有を保護します。
注意:SMB共有では、デフォルトで、Everyone、CREATOR OWNER、CREATOR GROUP、Owner、Groupに権限が付与されます。必要とする共有のセキュリティ レベルを確保するには、次の手順に従う必要があります。
- エクスプローラにNAS Bridgeのドメイン名を入力します。
例
\\my-nas-bridge\
エクスプローラにNAS BridgeのすべてのSMB共有が表示されます。
- SMB共有を右クリックし、[Properties]を選択します。
- [Security]タブで、必要なユーザとグループを追加または削除します。
注意:すべてのユーザが共有にアクセスできるようにする場合を除き、ユーザEveryoneを削除します。
注:実際のユーザ名ではなく、「S-1-5-32-544」のようにセキュリティID(SID)が表示される場合は、クライアント コンピュータを使用してDNS設定を確認します。
- 必要な権限を各ユーザおよびグループに設定します。
- [Security]タブで、[Advanced]をクリックし、必要に応じて[Owner]を設定します。
例
たとえば、次のように権限を設定することができます。
- ユーザAにフル コントロールを付与し、ユーザBに読み取り / 書き込みアクセスを付与する。
- グループXにフル コントロールを付与する。
- ユーザAにフル コントロール、ユーザBに読み取り / 書き込みアクセス、Everyoneに読み取り専用アクセスを付与する。
- 完了したら、NAS Bridgeのリカバリ パッケージをダウンロードします。
注意:設定を変更するか、NAS Bridgeを新しいバージョンにアップグレードした場合は、そのつどNAS Bridgeのリカバリ パッケージをダウンロードする必要があります。以前のバージョンのリカバリ パッケージは無効になります。
- の順に選択します。
- [Generate Package]をクリックします。
- テーブルからパッケージを選択し、[Download]をクリックして、ローカル ワークステーションにパッケージをダウンロードします。
- パッケージを安全な場所に保存します。