以下の例を参考に、カスタム アラーム、グローバル カスタム アラーム、およびデフォルト アラームのトリガー方法について理解してください。
例1
しきい値 | ||
---|---|---|
グローバル カスタム アラーム(有効) | デフォルト アラーム(有効) | |
Notice | >= 1500 | >= 1000 |
Minor | >= 15,000 | >= 1000 |
Major | >=150,000 | >= 250,000 |
値が1000のときにこの属性が評価されると、アラームはトリガーされず、通知は送信されません。
グローバル カスタム アラームはデフォルト アラームより優先されます。1000という値は、グローバル カスタム アラームのどの重大度レベルのしきい値にも達していません。その結果、アラーム レベルはNormalと評価されます。
このシナリオのあとでグローバル カスタム アラームを無効にしても、何も変わりません。新しいアラーム レベルがトリガーされるためには、属性値が再評価される必要があります。
グローバル カスタム アラームが無効な状態で属性値が再評価された場合、属性値はデフォルト アラームのしきい値に照らして評価されます。その結果Noticeレベルのアラームがトリガーされ、指定した担当者にEメール通知が送信されます。
ただし、カスタム アラームが存在する属性の場合、カスタム アラームはグローバル カスタム アラームよりも優先度が高いため、グローバル カスタム アラームを無効にしても引き続き評価されます。
例2
しきい値 | |||
---|---|---|---|
カスタム アラーム(有効) | グローバル カスタム アラーム(有効) | デフォルト アラーム(有効) | |
Notice | >= 500 | >= 1500 | >=1000 |
Minor | >= 750 | >= 15,000 | >=10,000 |
Major | >=1,000 | >= 150,000 | >= 250,000 |
値が1000のときにこの属性が評価されると、Majorアラームがトリガーされ、指定した担当者にEメール通知が送信されます。カスタム アラームは、グローバル カスタム アラームおよびデフォルト アラームより優先されます。1000という値は、カスタム アラームのMajor重大度レベルのしきい値に達しています。そのため、Majorレベルのアラームがトリガーされます。
同じシナリオでその後カスタム アラームが無効になり、属性値1000で再評価されると、アラーム レベルはNormalに変わります。属性値は、定義されている次の有効なアラーム クラスである、グローバル カスタム アラームのしきい値に照らして評価されます。1000という値は、このアラーム クラスのどのしきい値レベルにも達していません。その結果、属性値はNormalと評価され、通知は送信されません。前の評価のNoticeレベルのアラームはクリアされます。
例3
しきい値 | |||
---|---|---|---|
カスタム アラーム(無効) | グローバル カスタム アラーム(有効) | デフォルト アラーム(有効) | |
Notice | >= 500 | >= 1500 | >=1000 |
Minor | >= 750 | >= 15,000 | >=10,000 |
Major | >=1,000 | >= 150,000 | >= 250,000 |
値が1000のときにこの属性が評価されると、Noticeアラームがトリガーされ、指定した担当者にEメール通知が送信されます。
カスタム アラームは定義されていますが、無効になっています。したがって、属性値は次のアラーム クラスに照らして評価されます。グローバル カスタム アラームは定義され、有効になっており、デフォルト アラームより優先されます。属性値はグローバル カスタム アラーム クラスに設定されているしきい値に照らして評価されます。10,000という値は、このアラーム クラスのNotice重大度レベルに達しています。その結果、Noticeレベルのアラームがトリガーされます。
その後グローバル カスタム アラームが無効になり、属性値が10,000で再評価されると、Minorレベルのアラームがトリガーされます。属性値は、定義され有効になっている唯一のアラーム クラスであるデフォルト アラーム クラスのしきい値に照らして評価されます。
10,000という値は、Minorレベルのアラームのしきい値に達しています。その結果、前の評価のNoticeレベルのアラームはクリアされ、アラーム レベルはMinorに変わります。指定した担当者にEメール通知が送信されます。