ILMルールを使用して、時間の経過に伴うオブジェクト データの配置を管理できます。ILMルールを作成するには、Create ILM Ruleウィザードを使用します。
ILMルールに照らしてオブジェクトを評価する場合、StorageGRIDは最初にルールの基本および高度なフィルタ条件を確認します。フィルタ条件に一致した場合、オブジェクトがコピーされてルールの配置手順に従って配置されます。配置手順は、オブジェクト データを格納する場所、時期、および方法を決定します。複数の配置手順がルールに含まれている場合は、設定された期限を過ぎると、次のILM評価時に次の期間用のコンテンツ配置手順がオブジェクトに適用されます。
オプション | 説明 |
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Ingest Time | オブジェクトが取り込まれた時間。 |
Last Access Time | オブジェクトが最後に読み出された(読み取られた、または表示された)時間。 注:このオプションを使用するには、S3バケットまたはSwiftコンテナに対する最終アクセス日時の更新が有効になっている必要があります。
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Noncurrent Time | 新しいバージョンが取り込まれて最新バージョンになったことが原因で、あるオブジェクト バージョンが最新でなくなった時間。 注:[Noncurrent Time]は、バージョン管理が有効になっているバケット内のS3オブジェクトにのみ適用されます。
このオプションを使用すると、新しい最新バージョンまたは削除マーカーによって更新されて最新でなくなったオブジェクト バージョンをフィルタリングすることで、バージョン オブジェクトによるストレージへの影響を軽減できます。 |
User Defined Creation Time | ユーザ定義のメタデータで指定された時間。 |
一時ストレージ プールの指定は必須ではありませんが、推奨されます。優先ストレージ プールを使用できない場合、コピーは一時ストレージ プールに作成されます。使用可能になった時点でその優先ストレージ プールにコピーが作成され、一時ストレージ プール内のコピーは削除されます。
次の例では、All Storage Nodesストレージ プールが0日目から365日目まで選択されています。同じ期間にクラウド ストレージ プールが選択されると、エラー メッセージが表示されます。