ポリシーをアクティブ化して本番環境のデータに適用する前に、テスト オブジェクトでドラフト ポリシーをシミュレートする必要があります。シミュレーション期間は、アクティブ化して本番環境のデータに適用する前にポリシーを安全にテストするための、スタンドアロン環境を提供します。
タスク概要
ドラフト ポリシーをテストするオブジェクトは慎重に選択してください。ポリシーを確実にシミュレートするには、各ルール内のフィルタごとに1つ以上のオブジェクトをテストする必要があります。
たとえば、バケットAのオブジェクトに一致するルールとバケットBのオブジェクトに一致するルールを含むポリシーを確実にテストするためには、少なくともバケットAから1つとバケットBから1つオブジェクトを選択する必要があります。同じポリシーにその他すべてのオブジェクトを配置するデフォルト ルールが含まれている場合は、別のバケットのオブジェクトも1つ以上テストする必要があります。
ポリシーをシミュレートする場合は、次の点を考慮します。
- ポリシーを変更したら、ドラフト ポリシーを保存します。次に、保存したドラフト ポリシーの動作をシミュレートします。
- ポリシーをシミュレートするとポリシー内のILMルールがテスト オブジェクトをフィルタリングするため、各オブジェクトにどのルールが適用されたかを確認できます。ただしオブジェクトのコピーは作成されず、配置もされません。シミュレーションを実行してもデータ、ルール、ポリシーはいっさい変更されません。
- [ILM Policies]ページを閉じるか、別のページに移動するか、または表示を更新するまでは[Simulation]ページで選択したオブジェクトは保持されます。
- シミュレーションは一致したルールの名前を返します。有効なストレージ プールまたはイレイジャー コーディング プロファイルを確認するには、ルール名または詳細アイコン(
)をクリックします。
- S3のバージョン管理が有効な場合、ポリシーはオブジェクトの現在のバージョンに対してのみシミュレートされます。