監査メッセージ
システム イベントが発生すると、
StorageGRID
システムは監査メッセージを生成して監査ログに記録します。
詳細情報
APCT:Archive Purge from Cloud-Tier
このメッセージは、S3 APIを使用して
StorageGRID
に接続する外部アーカイブ ストレージ システムから、アーカイブされたオブジェクト データが削除されたときに生成されます。
ARCB:Archive Object Retrieve Begin
このメッセージは、アーカイブされたオブジェクト データの読み出し要求が送信されて読み出しプロセスが開始されたときに生成されます。読み出し要求はすぐに処理されますが、順序を変更してテープなどのリニアな記録媒体からの読み出し効率を高めることができます。
ARCE:Archive Object Retrieve End
このメッセージは、アーカイブ ノードが外部アーカイブ ストレージ システムからオブジェクト データを読み出す試行が完了したときに生成されます。成功した場合、メッセージには、要求されたオブジェクト データがアーカイブ先からすべて読み取られ、検証に成功したことが示されます。読み出しと検証が終了すると、オブジェクト データは要求元のサービスに配信されます。
ARCT:Archive Retrieve from Cloud-Tier
このメッセージは、S3 APIを使用して
StorageGRID
に接続する外部アーカイブ ストレージ システムから、アーカイブされたオブジェクト データが読み出されたときに生成されます。
AREM:Archive Object Remove
Archive Object Remove監査メッセージは、アーカイブ ノードからのコンテンツ ブロックの削除が成功または失敗したことを示します。アーカイブ ノードが
StorageGRID
がオブジェクトの場所を解放したことを外部アーカイブ ストレージ システムに通知した場合、結果は成功です。オブジェクトが外部アーカイブ ストレージ システムから削除されるかどうかは、システムのタイプと構成によって決まります。
ASCE:Archive Object Store End
このメッセージは、外部アーカイブ ストレージ システムへのコンテンツ ブロックの書き込みが終了したことを示します。
ASCT:Archive Store Cloud-Tier
このメッセージは、S3 APIを使用して
StorageGRID
に接続する外部アーカイブ ストレージ システムに、アーカイブされたオブジェクト データが格納されたときに生成されます。
ATCE:Archive Object Store Begin
このメッセージは、外部アーカイブ ストレージへのコンテンツ ブロックの書き込みが開始されたことを示します。
AVCC:Archive Validate Cloud-Tier Configuration
このメッセージは、クラウド階層 - Simple Storage Service(S3)ターゲット タイプの構成設定が検証されたときに生成されます。
CBRB:Object Receive Begin
通常のシステム運用中は、データへのアクセスおよびデータのレプリケートと保持が行われる際に、異なるノード間でコンテンツ ブロックが継続的に転送されます。このメッセージは、あるノードから別のノードへのコンテンツ ブロックの転送が開始したときに転送先のエンティティによって生成されます。
CBRE:Object Receive End
このメッセージは、あるノードから別のノードへのコンテンツ ブロックの転送が完了したときに転送先のエンティティによって生成されます。
CBSB:Object Send Begin
通常のシステム運用中は、データへのアクセスおよびデータのレプリケートと保持が行われる際に、異なるノード間でコンテンツ ブロックが継続的に転送されます。このメッセージは、あるノードから別のノードへのコンテンツ ブロックの転送が開始したときに転送元のエンティティによって生成されます。
CBSE:Object Send End
このメッセージは、あるノードから別のノードへのコンテンツ ブロックの転送が完了したときに転送元のエンティティによって生成されます。
ECOC:Corrupt Erasure Coded Data Fragment
この監査メッセージは、破損したイレイジャー コーディング データ フラグメントが検出されたことを示します。
ETAF:Security Authentication Failed
このメッセージは、Transport Layer Security(TLS)を使用した接続試行が失敗した場合に生成されます。
GNRG:GNDS Registration
CMNサービスは、
StorageGRID
システムでCMNサービスに関する情報を更新または登録したときにこの監査メッセージを生成します。
GNUR:GNDS Unregistration
CMNサービスは、
StorageGRID
システムからCMNサービスに関する情報の登録を解除したときにこの監査メッセージを生成します。
GTED:Grid Task Ended
この監査メッセージは、CMNサービスが指定されたグリッド タスクの処理を完了し、タスクをHistoricalテーブルに移動したことを示します。結果がSUCS、ABRT、ROLFのいずれかである場合は、対応するGrid Task Started監査メッセージも生成されます。それ以外の結果は、このグリッド タスクの処理が開始されなかったことを示します。
GTST:Grid Task Started
この監査メッセージは、CMNサービスが指定されたグリッド タスクの処理を開始したことを示します。この監査メッセージは、内部のGrid Task Submissionサービスによって開始されて自動アクティブ化用に選択されているグリッド タスクのGrid Task Submittedメッセージの直後に生成されます。Pendingテーブルに送信されるグリッド タスクの場合、このメッセージはユーザがグリッド タスクを開始するときに生成されます。
GTSU:Grid Task Submitted
この監査メッセージは、グリッド タスクがCMNサービスに送信されたことを示します。
IDEL:ILM Initiated Delete
このメッセージは、ILMによってオブジェクトを削除する処理が開始された場合に生成されます。
LLST:Location Lost
このメッセージは、オブジェクトをコピー(レプリケートまたはイレイジャー コーディング)する場所が見つからない場合に生成されます。
MGAU:Management audit message
管理カテゴリでは、管理APIに対するユーザ要求がログに記録されます。APIに対するGETまたはHEAD以外のすべての要求は、応答に加えて要求のユーザ名、IP、およびタイプをログに記録します。
OLST:System Detected Lost Object
このメッセージは、DDSサービスが
StorageGRID
システム内にオブジェクトのコピーを1つも見つけることができない場合に生成されます。
ORLM:Object Rules Met
このメッセージは、ILMルールで指定されたとおりにオブジェクトが格納およびコピーされた場合に生成されます。
OVWR:Object Overwrite
このメッセージは、外部(クライアントが要求した)処理によって、あるオブジェクトが別のオブジェクトで上書きされた場合に生成されます。
SADD:Security Audit Disable
このメッセージは、元のサービス(ノードID)が監査メッセージのロギングをオフにしたことを示します。監査メッセージの収集や配信は停止しています。
SADE:Security Audit Enable
このメッセージは、元のサービス(ノードID)が監査メッセージのロギングをリストアしたことを示します。監査メッセージの収集や配信は再開されています。
SCMT:Object Store Commit
グリッド コンテンツは、コミット(永続的に格納)されるまでは、使用可能にならず、格納済みとして認識されません。永続的に格納されたコンテンツは、ディスクへの書き込みが完了し、関連する整合性チェックに合格したコンテンツです。このメッセージは、コンテンツ ブロックがストレージにコミットされた場合に出力されます。
SDEL:S3 DELETE
S3クライアントがDELETEトランザクションを実行すると、指定したオブジェクトまたはバケットを削除する要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
SGET:S3 GET
S3クライアントがGETトランザクションを実行すると、オブジェクトを読み出しまたはバケット内のオブジェクトを一覧表示する要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
SHEA:S3 HEAD
S3クライアントがHEADトランザクションを実行すると、オブジェクトまたはバケットの存在をチェックし、オブジェクトに関するメタデータを読み出す要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
SPOS:S3 POST
S3クライアントがPOST Object restore要求を実行すると、オブジェクトをAWS Glacierストレージから
クラウド ストレージ プール
にリストアする要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
SPUT:S3 PUT
S3クライアントがPUTトランザクションを実行すると、新規のオブジェクトまたはバケットを作成する要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
SREM:Object Store Remove
このメッセージは、コンテンツが永続的ストレージから削除され、通常のAPIでアクセスできなくなったときに生成されます。
SUPD: S3 Metadata or Bucket Compliance Updated
このメッセージは、次の2つのケースのいずれかで、S3 APIによって生成されます。(1)取り込み済みオブジェクトのメタデータがS3クライアントによって更新されたとき、(2)準拠を有効にして作成されたバケットの準拠設定がS3クライアントによって更新されたとき。このメッセージは、メタデータの更新が成功した場合にサーバによって出力されます。
SVRF:Object Store Verify Fail
このメッセージは、コンテンツ ブロックが検証プロセスに失敗するたびに出力されます。レプリケートされたオブジェクト データがディスクに対して読み / 書きされるたびに、要求元ユーザに送信されるデータがシステムにもともと取り込まれたデータと同一であることを確認するために複数の検証および整合性チェックが実行されます。これらのチェックのいずれかが失敗した場合、破損したレプリケート オブジェクト データは再び読み出されないように自動的に隔離されます。
SVRU:Object Store Verify Unknown
LDRサービスのストレージ コンポーネントは、オブジェクト ストア内のレプリケートされたオブジェクト データのすべてのコピーを継続的にスキャンします。このメッセージは、レプリケート オブジェクト データの不明または想定外のコピーがオブジェクト ストアで検出されて隔離ディレクトリに移動されたときに生成されます。
SYSD:Node Stop
サービスが正常に停止されると、シャットダウンが要求されたことを示すためにこのメッセージが生成されます。監査メッセージ キューはシャットダウン前にクリアされないため、通常このメッセージはサービスの再起動後に送信されます。サービスが再起動しない場合は、シャットダウン シーケンスの最初に送信されたSYSTメッセージを確認してください。
SYST:Node Stopping
サービスが正常に停止されると、シャットダウンが要求されてサービスがシャットダウン シーケンスを開始したことを示すためにこのメッセージが生成されます。SYSTを使用すると、シャットダウンが要求されたかどうかを(サービスの再起動後に送信されるSYSDとは違って)サービスが再起動される前に特定できます。
SYSU:Node Start
サービスが再起動されるとこのメッセージが生成され、前回のシャットダウンがクリーン(コマンドによるもの)か不規則(想定外)かが示されます。
VLST:User Initiated Volume Lost
このメッセージは、
/proc/CMSI/Volume_Lost
コマンドが実行されるたびに生成されます。
WDEL:Swift DELETE
SwiftクライアントがDELETEトランザクションを実行すると、指定したオブジェクトまたはコンテナを削除する要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
WGET:Swift GET
SwiftクライアントがGETトランザクションを実行すると、オブジェクトを読み出す、コンテナ内のオブジェクトを一覧表示する、またはアカウント内のコンテナを一覧表示する要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
WHEA:Swift HEAD
SwiftクライアントがHEADトランザクションを実行すると、アカウント、コンテナまたはオブジェクトの存在をチェックし、関連するメタデータを読み出す要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
WPUT:Swift PUT
SwiftクライアントがPUTトランザクションを実行すると、新規のオブジェクトまたはコンテナを作成する要求が送信されます。このメッセージは、トランザクションが成功した場合にサーバによって生成されます。
親トピック:
監査メッセージ