ホストへのLinuxのインストールの完了後、このあとに導入するStorageGRIDノードにマッピングする一連のネットワーク インターフェイスを準備するために、各ホストでいくつかの追加の設定が必要になることがあります。
以下のトピックに記載されている、このタスクを実行するために必要な情報を確認してください。
グリッド ノードは、グリッド ネットワークにアクセスできる必要があるほか、管理ネットワークやクライアント ネットワークにアクセスすることもあります。このアクセスを確立するには、ホストの物理インターフェイスを各グリッド ノードの仮想インターフェイスに関連付けるマッピングを作成します。ホスト インターフェイスを作成するときにわかりやすい名前を使用すると、すべてのホストへの導入が簡単になり、移行も可能になります。
ホストと1つ以上のノードの間で、同じインターフェイスを共有できます。たとえば、ホスト アクセス用とノード管理ネットワーク アクセス用のインターフェイスに同じものを使用すると、ホストとノードをメンテナンスしやすくなります。ホストと各ノードで同じインターフェイスを共有できますが、IPアドレスはすべて異なっている必要があります。IPアドレスはノード間やホストと任意のノード間で共有できません。
グリッド ネットワークのインターフェイスについては、ホストのすべてのStorageGRIDノードで同じホスト ネットワーク インターフェイスを使用したり、ホストごとに異なるホスト ネットワーク インターフェイスを使用したり、任意のインターフェイスを使用することができます。ただし、通常は、単一のホストのグリッド ネットワークと管理ネットワークの両方のインターフェイス、またはいずれかのノードのグリッド ネットワークのインターフェイスと別のホストのクライアント ネットワークのインターフェイスに同じホスト ネットワーク インターフェイスを使用することはありません。
このタスクにはさまざまな方法があります。たとえば、仮想マシンをホストとする環境でホストごとに1つまたは2つのStorageGRIDノードを導入する場合は、ハイパーバイザーで対応する数のネットワーク インターフェイスを作成し、1対1のマッピングを使用できます。本番環境用のベアメタル サーバに複数のノードを導入する場合は、Linuxネットワーク スタックのVLANとLACPのサポートを利用してフォールト トレランスと帯域幅の共有を実現できます。以降のセクションでは、これらの両方の例について詳しいアプローチを紹介します。これらのいずれかを使用しなければならないというわけではなく、それぞれのニーズに合わせてアプローチを選択できます。