UbuntuまたはDebian環境へのStorageGRIDシステムのインストールは、主に3つの手順で行われます。
- 準備:計画と準備では次の作業を行います。
- StorageGRIDのCPU、ネットワーク、およびストレージに関する要件を確認する。
- StorageGRIDグリッド ノードのホストとして使用する物理サーバまたは仮想サーバを決めて準備する。
- ホストを準備する。具体的には、UbuntuまたはDebianのインストール、ホスト ネットワークの設定、ホスト ストレージの設定、Dockerのインストール、およびStorageGRIDホスト サービスのインストールを行います。
- 導入:グリッド ノードを導入すると、グリッド ノードが個別に作成されて、1つ以上のネットワークに接続されます。グリッド ノードの導入では次の作業を行います。
- 手順1で準備したホストに仮想グリッド ノードを導入します。
- StorageGRIDアプライアンス インストーラを使用して、任意のStorageGRIDアプライアンス ストレージ ノードを導入します。
- 設定:すべてのノードを導入したら、Grid Managerを使用して、グリッドを設定し、インストールを完了します。
このドキュメントでは、標準的なアプローチで
StorageGRIDシステムをUbuntuまたはDebian環境に導入して設定することを推奨していますが、次のような代替のアプローチも紹介しています。
- Ansible、Puppet、Chefなどの標準的なオーケストレーション フレームワークを使用して、UbuntuまたはDebianのインストール、ネットワークとストレージの設定、DockerとStorageGRIDホスト サービスのインストール、および仮想グリッド ノードの導入を行う。
- Python設定スクリプト(インストール アーカイブに付属)を使用して、StorageGRIDシステムを設定する。
- 別のPython設定スクリプト(インストール アーカイブまたはStorageGRIDアプライアンス インストーラに付属)を使用して、アプライアンス グリッド ノードを導入し、設定する。
- インストールREST APIを使用して、StorageGRIDのグリッド ノードとアプライアンスのインストールを自動化する。