グリッド ネットワーク上の全ノードのIPアドレスの変更

IP変更ツールを使うと、複数のサイトにまたがるグリッド ネットワーク上のすべてのノードのIPアドレスを変更できます。

開始する前に

タスク概要

グリッドが正常に起動するためには、すべての変更を一度に行う必要があります。

1つのサイトのノードのIPアドレスのみを変更する場合は、ノードのネットワーク設定を変更する手順に従ってください。

注:ここに記載する手順は、グリッド ネットワークのみに該当します。この手順を使用して、管理ネットワークまたはクライアント ネットワークのIPアドレスを変更することはできません。

手順

  1. DNSやNTPの変更、シングル サインオン(SSO)設定の変更(使用している場合)など、IP変更ツールを使用しない変更については、事前に計画を立てる必要があります。
    • 既存のNTPサーバが新しいIPアドレスでグリッドにアクセスできなくなる場合は、IPの変更手順を実行する前に新しいNTPサーバを追加します。
    • 既存のDNSサーバが新しいIPアドレスでグリッドにアクセスできなくなる場合は、IPの変更手順を実行する前に新しいDNSサーバを追加します。
    • StorageGRIDでSSOが有効になっており、証明書利用者信頼が(推奨される完全修飾ドメイン名ではなく)管理ノードのIPアドレスを使用して設定されている場合は、IPアドレスの変更後ただちにActive Directoryフェデレーション サービス(AD FS)でこれらの証明書利用者信頼を更新または再作成できるようにしておきます。StorageGRIDの管理手順を参照してください。
    • 必要に応じて、新しいIPアドレス用の新しいサブネットを追加します。
  2. サービス ラップトップから、プライマリ管理ノードにログインします。
    1. 次のコマンドを入力します:ssh admin@primary_Admin_Node_IP
    2. Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
    3. 次のコマンドを入力してrootに切り替えます:su -
    4. Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
      rootとしてログインすると、プロンプトが$から#に変わります。
  3. 次のコマンドを入力してIP変更ツールを起動します:change-ip
  4. プロンプトでプロビジョニング パスフレーズを入力します。
    メイン メニューが表示されます。デフォルトでは、Selected nodesフィールドはallに設定されています。


    IP変更ツールの開始画面のスクリーンショット

  5. メイン メニューで、[2]を選択して、すべてのノードのIP / マスクおよびゲートウェイの情報を編集します。
    1. [1]を選択して、グリッド ネットワークに変更を加えます。
      選択すると、ノード名、グリッド ネットワーク名、データ タイプ(IP / マスクまたはゲートウェイ)、および現在の値が表示されます。

      DHCPによって設定されたインターフェイスのIPアドレス、プレフィックス長、またはゲートウェイを編集すると、インターフェイスがstaticに変更されます。DHCPによって設定された各インターフェイスの前に、警告が表示されます。

      「fixed」に設定されているインターフェイスは編集できません。

    2. 新しい値を設定する場合は、現在値と同じ形式で入力します。
    3. 変更するノードをすべて編集したら、「q」と入力してメイン メニューに戻ります。
      変更内容は、クリアするか適用するまで保持されます。
  6. 次のいずれかのオプションを選択して、変更内容を確認します。
    • 5:変更された項目のみを表示します。変更は、次の出力例のように、緑(追加)または赤(削除)で色分けされます。


      説明が付随するスクリーンショット

    • 6:編集内容を含め、すべての設定を表示します。変更は緑(追加)または赤(削除)で色分けされます。
    注:一部のコマンドライン インターフェイスでは、追加と削除が取り消し線で示される場合があります。正しく表示されるためには、使用するターミナル クライアントが必要なVT100エスケープ シーケンスをサポートしている必要があります。
  7. オプション[7]を選択して、すべての変更を検証します。

    この検証により、グリッド ネットワークに関するルール(重複するサブネットの不使用など)に違反していないことが確認されます。

    次の例では検証でエラーが返されています。
    説明が付随するスクリーンショット

    次の例では検証に合格しています。
    説明が付随するスクリーンショット

  8. 検証に合格したら、[10]を選択して新しいネットワーク設定を適用します。
  9. [stage]を選択すると、ノードが次回再起動されたときに変更が適用されます。
    注意:ここでは[stage]を選択する必要があります。手動で、または[stage]ではなく[apply]を選択して、ローリング再起動を実行しないでください。グリッドが正常に起動しなくなります。
  10. 変更が完了したら、[0]を選択してIP変更ツールを終了します。
  11. すべてのノードを同時にシャットダウンします。
    注意:すべてのノードが同時に停止するように、グリッド全体を一度にシャットダウンする必要があります。
  12. ネットワークに対して必要な物理的または仮想的な変更を行います。
  13. すべてのグリッド ノードが停止したことを確認します。
  14. すべてのノードの電源を投入します。
  15. グリッドが正常に起動したら、次の作業を実行します。
    1. 新しいNTPサーバを追加した場合は、古いNTPサーバの値を削除します。
    2. 新しいDNSサーバを追加した場合は、古いDNSサーバの値を削除します。
  16. Grid Managerから新しいリカバリ パッケージをダウンロードします。[Maintenance] > [Recovery Package]を選択してプロビジョニング パスフレーズを入力します。