現在グリッドに接続されていないノード([Health]が[Unknown]または[Administratively Down]のノード)の運用停止が必要な場合があります。
タスク概要
[Health]列でUnknown(青)アイコンまたはAdministratively Down(グレー)アイコンを探すことで、切断されているノードを特定できます。接続されているノードは[Health]にアイコンが表示されません。また、接続されているノードの[Decommission Possible]には、[No, at least one grid node is disconnected]と表示されます。切断されているノードがあると、接続されているノードの運用を停止することはできません。
![切断されたノードが1つある[Decommisson]ページのスクリーンショット](GUID-292BB0BD-B39C-4863-86F0-B5F43CDDDA77-low.gif)
切断されているノードの運用を停止する前に、次の点を確認してください。
- 切断されているノードの運用停止は、オンラインに戻したりリカバリしたりすることができなくても問題がない場合にのみ実行してください。
- 切断されているAPIゲートウェイ ノードは安全に運用停止できます。
- 切断されている管理ノードの運用を停止すると、そのノードの監査ログが失われますが、これらのログはプライマリ管理ノード上にもあります。
- 切断されているストレージ ノードの運用を停止すると、StorageGRIDが運用停止手順の終了時にデータ修復ジョブを開始します。これらのジョブは、切断されているノードに格納されていたオブジェクト データとメタデータの再構築を試みます。
- 切断されているストレージ ノードの運用を停止する場合、運用停止手順は比較的短時間で完了します。ただし、データ修復ジョブは実行に数日から数週間かかることがあり、運用停止手順によって監視されません。これらのジョブは手動で監視し、必要に応じて再開してください。
- 切断されており、特定のオブジェクトの唯一のコピーが格納されたストレージ ノードの運用を停止すると、そのオブジェクトは失われます。データ修復ジョブは、現在接続されているストレージ ノードに、1つ以上のレプリケートされたコピーまたは十分なイレイジャー コーディング フラグメントが含まれている場合のみ、オブジェクトを再構築してリカバリできます。
- 切断されている複数のストレージ ノードを一度に運用停止しようとすると、予期しない結果やデータ損失を招く危険性が高まります。利用可能な状態で残るオブジェクト データ、メタデータ、またはECフラグメントのコピーが少なすぎると、システムがデータを再構築できない場合があります。
注意:手順で指示されるまでは、グリッド ノードの仮想マシンやその他のリソースを削除しないでください。
終了後の操作
運用停止手順の完了後に、運用停止されたグリッド ノードのドライブを確実に消去します。市販のデータ消去ツールまたはデータ消去サービスを使用して、ドライブから安全かつ完全にデータを削除します。