StorageGRIDをハイブリッド クラウド構成で使用するには、ポリシーベースのデータ管理機能を使用してオブジェクトをクラウド ストレージ プールに格納するか、StorageGRIDプラットフォーム サービスを利用するか、またはデータをFabricPoolやNetApp SaaSプールを使用するStorageGRIDに移動します。
クラウド ストレージ プールでは、StorageGRIDシステムの外部にオブジェクトを格納できます。たとえば、アクセス頻度の低いオブジェクトを低コストのAmazon Glacierストレージに移動したり、古いバージョンのオブジェクトを外部に格納してオンプレミス ストレージを解放したりすることができます。
プラットフォーム サービスでは、リモート サービスをオブジェクト レプリケーション、イベント通知、または検索統合のエンドポイントとして使用できます。プラットフォーム サービスは、グリッドのILMルールとは独立して動作し、個々のS3バケットで有効化されます。サポートされるサービスは次のとおりです。
たとえば、CloudMirrorレプリケーションを使用して特定の顧客レコードをAmazon Web Services S3にミラーリングし、AWSサービスを利用してデータを分析することができます。
FabricPoolを使用してデータをStorageGRIDに階層化すると、ONTAPストレージのコストを削減できます。FabricPoolはネットアップ データ ファブリックのテクノロジで、オンプレミスまたはオフプレミスの低コストのオブジェクト ストレージ階層へデータを自動で階層化することができます。
手動の階層化ソリューションと違って、データの階層化を自動化してストレージ コストを削減することで、総所有コストを削減します。FabricPoolは、StorageGRIDを含むパブリック クラウドとプライベート クラウドに階層化することで、クラウド エコノミクスのメリットを実現します。
詳細については、『ONTAPディスクとアグリゲート パワー ガイド』を参照してください。
NetApp SaaS Backup(旧「NetApp Cloud Control」)は、Microsoft Office 365データをStorageGRIDクラウドにバックアップする、Webベースのセキュアなソフトウェア サービス(SaaS)です。