検索統合サービスを設定するには、一連のルールを<MetadataNotificationConfiguration>タグと</MetadataNotificationConfiguration>タグの間に含めます。各ルールは、ルールが適用されるオブジェクト、およびStorageGRIDからそのオブジェクトのメタデータを送信するデスティネーションを指定します。
オブジェクトはオブジェクト名のプレフィックスでフィルタリングできます。たとえば、プレフィックスが「/images」であるオブジェクトのメタデータをあるデスティネーションに送信し、プレフィックスが「/videos」であるオブジェクトのメタデータを別のデスティネーションに送信できます。プレフィックスが重複する設定は無効で、送信時に拒否されます。たとえば、プレフィックスが「test」のオブジェクト用のルールとプレフィックスが「test2」のオブジェクト用のルールを含む設定は許可されません。
デスティネーションは、検索統合サービス用に作成されたStorageGRIDエンドポイントのURNを使用して指定する必要があります。これらのエンドポイントは、Elasticsearchクラスタ上に定義されているインデックスとタイプを参照します。
<MetadataNotificationConfiguration> <Rule> <ID>Rule-1</ID> <Status>rule-status</Status> <Prefix>key-prefix</Prefix> <Destination> <Urn>arn:aws:es:region:account-ID:domain/mydomain/myindex/mytype</Urn> </Destination> </Rule> <Rule> <ID>Rule-2</ID> ... </Rule> ... </MetadataNotificationConfiguration>
次の表は、メタデータ通知設定XMLの要素を示しています。
名前 | 説明 | 必須 |
---|---|---|
MetadataNotificationConfiguration | メタデータ通知でオブジェクトとデスティネーションの指定に使用されるルール用のコンテナ タグ。 1つ以上のルール要素が含まれています。 |
○ |
Rule | 指定したインデックスにメタデータを追加する必要があるオブジェクトを特定するルール用のコンテナ タグ。 プレフィックスが重複しているルールは拒否されます。 MetadataNotificationConfiguration要素に含まれています。 |
○ |
ID | ルールの一意の識別子。 Rule要素に含まれています。 |
× |
Status | Statusには「Enabled」または「Disabled」を指定できます。無効になっているルールについては操作が実行されません。 Rule要素に含まれています。 |
○ |
Prefix | このプレフィックスと一致するオブジェクトにルールが適用され、そのメタデータが指定したデスティネーションに送信されます。 すべてのオブジェクトを対象にする場合は、空のプレフィックスを指定します。 Rule要素に含まれています。 |
○ |
Destination | ルールのデスティネーション用のコンテナ タグ。 Rule要素に含まれています。 |
○ |
Urn | オブジェクト メタデータが送信されるデスティネーションのURN。次のプロパティを持つStorageGRIDエンドポイントのURNを指定する必要があります。
エンドポイントは、Tenant Managerまたはテナント管理APIを使用して設定されます。形式は次のとおりです。
エンドポイントは設定XMLを送信する前に設定する必要があります。そうしないと、404エラーで設定が失敗します。 UrnはDestination要素に含まれています。 |
○ |
メタデータ通知設定XMLを独自に作成する際の参考として、次のサンプルXMLを使用できます。
<MetadataNotificationConfiguration> <Rule> <ID>Rule-1</ID> <Status>Enabled</Status> <Prefix></Prefix> <Destination> <Urn>urn:myes:es:::sgws-notifications/test1/all</Urn> </Destination> </Rule> </MetadataNotificationConfiguration>
<MetadataNotificationConfiguration> <Rule> <ID>Images-rule</ID> <Status>Enabled</Status> <Prefix>/images</Prefix> <Destination> <Urn>arn:aws:es:us-east-1:3333333:domain/es-domain/graphics/imagetype</Urn> </Destination> </Rule> <Rule> <ID>Videos-rule</ID> <Status>Enabled</Status> <Prefix>/videos</Prefix> <Destination> <Urn>arn:aws:es:us-west-1:22222222:domain/es-domain/graphics/videotype</Urn> </Destination> </Rule> </MetadataNotificationConfiguration>
バケットの検索統合を無効にする方法は2つあります。S3 APIを直接使用している場合は、DELETE Bucketメタデータ通知要求を使用できます(S3クライアント アプリケーションを実装する手順を参照してください)。Tenant Managerを使用している場合は、 に移動して検索統合設定XMLを削除できます。