S3準拠バケットを作成した場合は、バケットの準拠設定を変更できます。保持期間を延長したり(短縮はできません)、バケットをリーガル ホールドの対象にしたり、リーガル ホールドを解除したり、自動削除設定を変更したりできます。準拠を無効にしたり、バケットの名前またはリージョンを編集したりすることはできません。
開始する前に
- グリッド管理者がStorageGRIDシステム全体に対してグローバル準拠設定を有効にしておく必要があります。この設定が無効になっていた場合、[Buckets]ページに[Configure Compliance]ボタンが表示されません。
- 準拠バケットを編集する必要があります。最初に準拠を無効にした状態でバケットが作成された場合、準拠設定を変更することはできません。
- Tenant Managerにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
- Manage All Containers権限またはRoot Access権限のあるユーザ グループに属している必要があります。これらの権限は、グループまたはバケット ポリシーの権限の設定よりも優先されます。
手順
- を選択します。
[Buckets]ページが表示され、既存のS3バケットがすべて表示されます。各バケットの名前、作成時間、リージョンが表形式で示されます。[Compliant]列には、準拠バケットを表すチェックマークが表示されます。準拠バケットが現在リーガル ホールドの対象である場合は、この列に鍵アイコンも表示されます。
![準拠S3バケットと非準拠S3バケットが含まれた[Buckets]ページを示すスクリーンショット](GUID-02EAF1EA-2B4E-47D5-B589-A65F85239E26-low.gif)
- リストから準拠バケットを選択します。
非準拠バケットを選択した場合、[Configure Compliance]ボタンは無効になります。
- [Configure Compliance]をクリックします。
[Edit Bucket Settings]ダイアログ ボックスが表示されます。

- 必要に応じて、このバケットの準拠設定の項目を変更します。
- [Retention Period]ボックスに、このバケットに追加されたオブジェクトの保持期間を日数で指定します。
オブジェクトの保持期間は、オブジェクトがグリッドに取り込まれたときからの期間です。バケットの現在の保持期間と同じかそれより大きい任意の数字を入力できます。
- [After Retention Period]で、保持期間の終了時に各オブジェクトに対して行う処理を選択します。
方法 |
説明 |
オブジェクトの削除をユーザに許可する |
バケットがリーガル ホールドの対象である場合を除き、ユーザは保持期間の終了後すぐにオブジェクトを削除できます。 |
オブジェクトを自動的に削除する |
バケットがリーガル ホールドの対象である場合を除き、オブジェクトは保持期間が過ぎると自動的に削除されます。 |
- このバケットをリーガル ホールドの対象にするには、[Legal Hold]チェック ボックスを選択します。リーガル ホールドを解除するには、チェック ボックスの選択を解除します。
[Legal Hold]を選択した場合、このバケット内のオブジェクトは保持期間が過ぎても削除できません。
- [Save]をクリックします。
保持期間を延長しなかった場合は、追加の確認手順なしでバケットが保存されます。
注:Service Unavailableというエラー メッセージが表示された場合は、手順
7に進みます。
- 保持期間を延長した場合は、各オブジェクトを保持する日数をもう一度入力して、[OK]をクリックします。
更新された設定でバケットが保存されます。
- バケットを保存する際にService Unavailableというエラー メッセージが表示された場合は、次の手順を実行します。
- [OK]をクリックして、メッセージを閉じます。
- [Cancel]をクリックして、変更をキャンセルします。
- 必要なストレージ サービスをできるだけ早く使用可能にしてもらうよう、グリッド管理者に連絡します。
- サービスが再び使用可能になったら、この手順を繰り返して、準拠設定を更新します。