StorageGRID CloudMirrorレプリケーション サービスを使用すると、テナントで外部のS3バケットにオブジェクトを自動的にレプリケートできます。Tenant Managerを使用してレプリケーションを有効にすることができます。
CloudMirrorレプリケーションでは、ソース バケットからエンドポイントで指定されたデスティネーション バケットにオブジェクトがコピーされます。バケットのCloudMirrorレプリケーションを有効にするには、有効なバケット レプリケーション設定XMLを作成して適用する必要があります。レプリケーション設定XMLでは、各デスティネーションとしてS3バケット エンドポイントのURNを使用する必要があります。
バケット レプリケーションとその設定方法の一般的な情報については、Amazonのドキュメントのクロスリージョン レプリケーション(CRR)に関する説明を参照してください。StorageGRIDがS3バケットのレプリケーション設定APIを実装する方法については、S3クライアント アプリケーションを実装する手順を参照してください。
オブジェクトを含むバケットでCloudMirrorレプリケーションを有効にすると、バケットに追加された新しいオブジェクトがレプリケートされますが、バケット内の既存のオブジェクトはレプリケートされません。レプリケーションをトリガーするには、既存のオブジェクトを更新する必要があります。
レプリケーション設定XMLでストレージ クラスを指定した場合、StorageGRIDはデスティネーションS3エンドポイントに対して処理を実行する際にそのクラスを使用します。指定したストレージ クラスは、デスティネーション エンドポイントでもサポートされている必要があります。デスティネーション システムのベンダーからの推奨事項がある場合は、それに準拠してください。