データの収集
問題を定義し、リスクと影響を評価したら、分析のためにデータを収集します。問題の内容に応じて、次の手順でデータを収集します。
開始する前に
Grid Managerにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
特定のアクセス権限が必要です。詳細については、管理ユーザ アカウントおよびグループを使用したシステム アクセスの制御に関する情報を参照してください。
詳細情報
取り込みと読み出しのテストの実行
取り込みと読み出しのパフォーマンスの問題をトラブルシューティングする際は、実際のクライアント アプリケーションの代わりにワークステーションを使用して簡単なテストを実行し、テストにおける保存と読み出しのパフォーマンスをクライアント アプリケーションでの通常時のパフォーマンスと比較して分析できます。
StorageGRIDシステムに対する最近の変更のリスト作成
StorageGRID
システムや環境に対して最近変更を行った場合は、リストにまとめておくことが重要です。
接続ステータスの確認
サーバがオンラインで相互に接続されていることを確認します。グリッド トポロジ ツリーを参照して、状態が不明なグリッド ノード(青)や管理上の理由で意図的に停止されているグリッド ノード(グレー)がないかどうかを探します。
サービスのステータス確認
すべてのサービスの実行ステータスを確認すると、問題のトラブルシューティングに役立ちます。
アラームの確認
属性の値が設定されたアラームのしきい値に達すると、アラームがトリガーされます。アラームがトリガーされている場合、グリッド トポロジ ツリーの該当するアイコンが緑以外の色で表示されます。
傾向のプロット
レポート(グラフとテキストの両方)は、トラブルシューティングに役立つ重要なツールです。グラフを作成する最も簡単な方法は、コンポーネントまたはサービスの
[Overview]
タブで
[Chart]
ボタンをクリックする方法です。これをクイック グラフと呼びます。また、
[Reports]
タブからグラフを作成することもできます。
ベースラインの設定
ベースライン情報とはシステムの通常運用時の運用データで、問題解決の手がかりとして使用することができます。
イベントの監視
グリッド ノードによって検出されたイベントを監視し、トラブルシューティングに役立てることができます。[Last Event]には、エラー発生時の重要な領域が示されます。
ログ ファイルとシステム データの収集
問題のトラブルシューティング用に、
StorageGRID
システムのログ ファイルとシステム データ(設定データを含む)を収集することができます。この情報は
Grid Manager
を使用して取得します。
AutoSupportメッセージの送信
テクニカル サポートによる
StorageGRID
システムの問題のトラブルシューティングを支援するために、テクニカル サポートへのAutoSupportメッセージの送信を手動でトリガーできます。
フォアグラウンド検証の実行
フォアグラウンド検証では、ストレージ ノードにデータが存在するかどうかを確認できます。オブジェクト データが欠落している場合、基盤となるストレージ デバイスに問題がある可能性があります。
オブジェクト データの場所の確認
問題の内容によっては、オブジェクト データの格納場所の確認が必要になることがあります。たとえば、ILMポリシーが想定どおりに機能し、オブジェクト データが意図した場所に格納されていることを確認する場合などです。
親トピック:
問題の特定の概要
前のトピック:
アラームの確認
次のトピック:
データの分析
関連情報
StorageGRIDの管理