Storage Status(SSTS)アラームが表示されたときは、次の方法で原因を調べることができます。
開始する前に
- Grid Managerにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
- 特定のアクセス権限が必要です。詳細については、管理ユーザ アカウントおよびグループを使用したシステム アクセスの制御に関する情報を参照してください。
タスク概要
次の例では、Noticeレベルの重大度のSSTS(Storage Status)アラームがトリガーされています。
手順
- を選択します。
- を選択して、ストレージ ノード上のアラームを表示します。
- を選択してTotal Usable Space(STAS)属性を参照し、LDRサービスで使用可能なストレージの容量を確認します。

この例では、使用可能なストレージが10GBしか残っていません。これは、このStorageGRID環境におけるStorage Volume Read-Only Watermarkのデフォルト値に相当します(を参照)。
- 過去数時間のストレージ消費量をプロットします。
この例では、14:00の時点の使用可能な合計スペースは約55GBでしたが、18:00には10GBまで減り、その時点でSSTSアラームがトリガーされています。

- StorageGRIDシステムのストレージのウォーターマークを確認します。
を選択します。

使用可能なディスク スペース(Total Usable Space(STAS))がStorage Volume Read-Only Watermarkを下回った時点で、Storage Status – Current(SSCR)が「Read-only」に変わりました。Storage State – Desiredが「Online」に設定されていたため、Storage Status(SSTS)が「Insufficient Usable Space」になり、Noticeアラームがトリガーされています。
ほとんどの場合はTotal Usable Space (Percent) SAVPアラームもトリガーされますが、これはウォーターマークの設定(GB)とアラームの設定(%)で決まります。この例では、SAVPアラームのしきい値(10%)よりも先にStorage Volume Read-Only Watermarkのしきい値(10GB)に達しています。

- SSTSアラームのトラブルシューティング情報を調べます。
このアラームは、ストレージ ノードの使用可能なストレージがなくなった場合にトリガーされます。
StorageGRIDを拡張してストレージ ノードを追加し、ストレージ容量を増やします。
ストレージ ノードがいっぱいになったときの管理手順については、StorageGRIDの管理手順を参照してください。