StorageGRID 11.2では、バージョン3のテナント管理APIが導入されています。バージョン3はバージョン2に代わるものですが、バージョン1とバージョン2も引き続きサポートされます。
テナント管理APIのバージョン3では、S3バケットまたはSwiftコンテナ用の整合性レベル「default」が廃止されました。新しいデフォルトの整合性は「read-after-new-write」です。
次の表に示すように、PUT要求では引き続き「default」を指定できます。ただし、GET要求への応答では「read-after-new-write」が返されるようになりました。
要求のタイプ | テナント管理API v2での動作 | テナント管理API v3での動作 |
---|---|---|
PUT /org/containers/{containerName}/consistency | 「default」と「read-after-new-write」のどちらも指定でき、同じ整合性を実現できる。 | 「default」と「read-after-new-write」のどちらも指定でき、同じ整合性を実現できる。 |
GET /org/containers/{containerName}/consistency | バケットで「default」レベルまたは「read-after-new-write」レベルを使用されている場合、APIは「default」を返す。 | APIは「default」ではなく「read-after-new-write」を返す。 |
responseTimeパラメータは、テナント管理APIのAPI Docsで誤って必須とマークされていました。このパラメータはこれまでも省略可能であり、現在は省略可能と正しくマークされています。