E2800コントローラの交換

E2800コントローラが適切に機能しない場合や障害が発生した場合は、交換が必要となることがあります。

開始する前に

タスク概要

コントローラ キャニスターに障害が発生したかどうかは、次の2つの方法で確認できます。
  • SANtricity System ManagerのRecovery Guruから、コントローラを交換するように指示されます。
  • コントローラの黄色の警告LEDが点灯して、コントローラに障害が発生したことが通知されます。

コントローラを交換すると、アプライアンス ストレージ ノードにアクセスできなくなります。E2800コントローラが問題なく動作している場合は、E5700SGコントローラをメンテナンス モードにすることができます。StorageGRIDアプライアンスをメンテナンス モードにすると、アプライアンスにリモート アクセスできなくなることがあります。

コントローラを交換するときは、元のコントローラからバッテリを取り外し、交換用コントローラに取り付ける必要があります。

注:アプライアンスのE2800コントローラには、ホスト インターフェイス カード(HIC)は含まれていません。

手順

  1. E2800コントローラの交換手順の指示に従って、コントローラを取り外す準備をします。
    SANtricity System Managerを使用して以下の手順を実行します。
    1. コントローラに現在インストールされているSANtricity OSソフトウェアのバージョンを書き留めます。
    2. 現在インストールされているNVSRAMのバージョンを書き留めます。
    3. ドライブ セキュリティ機能が有効になっている場合は、保存されたキーが存在することと、そのインストールに必要なパス フレーズを確認します。
      注意:データ アクセスが失われる可能性 - アプライアンスのすべてのドライブでセキュリティが有効になっている場合は、SANtricity Storage ManagerのEnterprise Management Windowを使用してセキュリティ保護されたドライブのロックを解除するまで、新しいコントローラはアプライアンスにはアクセスできません
    4. 構成データベースをバックアップします。
      コントローラを取り外す際に問題が発生した場合は、保存したファイルを使用して構成をリストアできます。
    5. アプライアンスのサポート データを収集します。
      注:コンポーネントを交換する前後にサポート データを収集しておけば、交換しても問題が解決しない場合に、テクニカル サポートにすべてのログを送信できます。
  2. StorageGRIDアプライアンスをStorageGRIDシステムで実行中の場合は、E5700SGコントローラをメンテナンス モードにします。
    1. Grid Managerで、[Nodes]を選択します。
    2. アプライアンス ストレージ ノードを選択します。
    3. [Tasks]タブを選択します。

      アプライアンスの[Maintenance Mode]ボタン
    4. [Maintenance Mode]をクリックします。
      確認ダイアログが表示されます。
      [Maintenance Mode]確認ダイアログ
    5. プロビジョニング パスフレーズを入力し、[OK]をクリックします。
      確認メッセージに、コントローラがメンテナンス モードのときにStorageGRIDアプライアンス インストーラへのアクセスに使用できるURLが表示されます。
      [Maintenance Mode]確認メッセージのスクリーンショット
    6. コントローラがメンテナンス モードでリブートするまで数分待ちます。次に、表示されたいずれかのURLにアクセスします。
      注:可能であれば、アプライアンスの管理ネットワーク ポートのIPアドレスを含むURLを使用します。
      注:https://169.254.0.1:8443にアクセスするには、ローカル管理ポートに直接接続する必要があります。
    7. StorageGRIDアプライアンス インストーラのホーム ページでメンテナンス モードのメッセージを確認し、アプライアンスがメンテナンス モードであることを確認します。

      メンテナンス モードのメッセージ
  3. E2800コントローラが動作していて通常の方法でシャットダウンできる場合は、すべての処理が完了していることを確認します。
    1. SANtricity System Managerのホーム ページで、[View Operations in Progress]を選択します。
    2. すべての処理が完了していることを確認します。
  4. コントローラをアプライアンスから取り外します。
    1. ESDリストバンドを装着するか、静電気防止処置を施します。
    2. ケーブルにラベルを付け、ケーブルとSFPを外します。
      注意:パフォーマンスの低下を防ぐためにも、ケーブルをねじったり、折り曲げたり、はさんだり、踏みつけたりしないでください。
    3. カム ハンドルのラッチを押してコントローラをアプライアンスから取り外し、カム ハンドルを右側に開きます。
    4. 両手でカム ハンドルをつかみ、コントローラをスライドしてアプライアンスから引き出します。
      注意:コントローラは重いので、必ず両手で支えながら作業してください。
    5. 取り外し可能なカバーを上にして、静電気防止処置を施した平らな場所にコントローラを置きます。
    6. カバーをボタンを押し下げながらスライドして取り外します。
  5. 故障したコントローラからバッテリを取り外し、交換用コントローラに取り付けます。
    1. コントローラ内部(バッテリとDIMMの間)の緑のLEDが消灯していることを確認します。
      この緑のLEDが点灯している場合は、コントローラがまだバッテリ電源を使用しています。このLEDが消灯するのを待ってから、コンポーネントを取り外す必要があります。
      E2800の緑色のLED
      項目 説明

      1番のアイコン
      内部キャッシュ アクティブLED

      2番のアイコン
      バッテリ
    2. バッテリの青色のリリース ラッチの位置を確認します。
    3. バッテリをリリース ラッチを押し下げながら引き出し、コントローラから取り外します。

      バッテリのラッチ
      項目 説明

      1番のアイコン
      バッテリのリリース ラッチ

      2番のアイコン
      バッテリ
    4. バッテリを持ち上げながらスライドし、コントローラから引き出します。
    5. 交換用コントローラのカバーを取り外します。
    6. バッテリのスロットが手前になるよう交換用コントローラの向きを変えます。
    7. バッテリを少し下に傾けながらコントローラに挿入します。
      バッテリ前部の金属製のフランジをコントローラ下部のスロットに挿入し、バッテリの上部がコントローラの左側にある小さな位置決めピンの下にくるまでスライドする必要があります。
    8. バッテリのラッチを上に動かしてバッテリを固定します。
      カチッという音がしてラッチが固定されると、ラッチの下部がシャーシの金属製のスロットに収まります。
    9. コントローラを裏返し、バッテリが正しく取り付けられていることを確認します。
      注意:ハードウェアの破損の可能性 - バッテリ前部の金属製のフランジがコントローラのスロットにしっかりと挿入されている必要があります(1つ目の図)。バッテリが正しく取り付けられていないと(2つ目の図)、金属製のフランジがコントローラ ボードに接触し、破損の原因となる可能性があります。
      • 正しい - バッテリの金属製のフランジがコントローラのスロットにしっかりと挿入されている:
        バッテリのフランジが正常な状態

      • 正しくない - バッテリの金属製のフランジがコントローラのスロットに挿入されていない:
        バッテリのフランジが正常ではない状態

    10. コントローラのカバーを取り付けます。
  6. 交換用コントローラをアプライアンスに取り付けます。
    1. 取り外し可能なカバーが下になるようにコントローラを裏返します。
    2. カム ハンドルを開いた状態でコントローラをスライドし、アプライアンスに最後まで挿入します。
    3. カム ハンドルを左側に動かして、コントローラを所定の位置にロックします。
    4. ケーブルとSFPを交換します。
    5. E2800コントローラがリブートするまで待ちます。デジタル表示ディスプレイに99という状態が表示されます。
    6. 交換用コントローラにIPアドレスを割り当てる方法を決定します。
      注:交換用コントローラにIPアドレスを割り当てる手順は、管理ポート1を接続したネットワークにDHCPサーバがあるかどうか、またすべてのドライブがセキュリティ保護されているかどうかによって異なります。
      • 管理ポート1が接続されているネットワークにDHCPサーバがある場合は、新しいコントローラのIPアドレスがDHCPサーバから取得されます。この値は、元のコントローラのIPアドレスと異なる場合があります。
      • すべてのドライブがセキュリティ保護されている場合は、SANtricity Storage ManagerのEnterprise Management Window(EMW)を使用してドライブのロックを解除する必要があります。保存されたキーでドライブのロックを解除するまでは、新しいコントローラにアクセスできません。シンプレックスE2800コントローラの交換については、Eシリーズの手順書を参照してください。
  7. アプライアンスで使用されるドライブがセキュリティ保護されている場合は、E2800コントローラの交換手順の指示に従ってドライブ セキュリティ キーをインポートします。
  8. アプライアンスを通常の動作モードに戻します。
    1. StorageGRIDアプライアンス インストーラで、[Advanced] > [Reboot Controller]を選択します。

      reboot controller
    2. [Reboot Controller]をクリックします。
      アプライアンスがリブートし、グリッドに再度参加します。このプロセスには20分程度かかる場合があります。
    3. Grid Managerで、アップグレードされたアプライアンス ストレージ ノードのステータスを監視します。
      ストレージ ノードが想定されるステータスに戻ったことを確認します。
  9. SANtricity System Managerで、新しいコントローラのステータスがOptimalであることを確認し、サポート データを収集します。