SG5760に60本のドライブが搭載されている場合は、ストレージとリカバリの要件に合わせて別のRAIDモードに変更できます。モードを変更できるのは、StorageGRIDアプライアンス ストレージ ノードを導入する前だけです。
開始する前に
- SG5760を使用することが前提です。SG5712を使用する場合は、DDPモードを使用する必要があります。
- StorageGRIDに接続できるクライアントを使用している必要があります。
- クライアントに、サポートされているWebブラウザをインストールしておきます。
タスク概要
SG5760アプライアンスをストレージ ノードとして導入する前に、次のいずれかのボリューム設定オプションを選択できます。
- DDP:すべてのアプライアンスに推奨されるデフォルトのモードです。RAID6よりもシステム パフォーマンスに優れ、ドライブ障害が発生したあとのリビルド時間も短く、管理も簡単です。データ ドライブ8本につきパリティ ドライブを2本使用します。また、新しいバージョンのEシリーズ ソフトウェアを搭載した60ドライブ アプライアンスをドロワー損失から保護します。
- DDP16:このモードはデータ ドライブ16本につきパリティ ドライブを2本使用するため、DDPよりもストレージ効率が高くなります。RAID6よりもシステム パフォーマンスに優れ、ドライブ障害が発生したあとのリビルド時間も短く、管理も簡単です。ストレージ効率はRAID6と同等です。DDP16は60ドライブ アプライアンスでのみ使用可能です。ドロワー損失からの保護は提供しません。
- RAID6:16本以上のデータ ドライブにつきパリティ ドライブを2本使用します。RAID6は60ドライブ アプライアンスでのみ使用可能です。DDPよりもアプライアンスのストレージ効率を上げることができますが、ほとんどのStorageGRID環境では推奨されません。
注意:ボリュームがすでに構成されている場合やStorageGRIDが事前にインストールされている場合にRAIDモードを変更すると、ボリュームが削除されて置き換えられます。それらのボリュームのデータはすべて失われます。
手順
- サービス ラップトップでWebブラウザを開き、StorageGRIDアプライアンス インストーラにアクセスします。https://E5700SG_Controller_IP:8443
E5700SG_Controller_IP には、E5700SGコントローラのいずれかのIPアドレスを指定します。
- メニュー バーで、を選択します。
- [Configure RAID Mode]ページで、[Mode]ドロップダウン リストからRAIDモードを選択します。
- [Save]をクリックします。