NAS Bridge管理APIは、RESTful Webサービスに基づいています。Representational State Transfer(REST)は、サーバベースのリソースを公開するために確立されたガイドラインです。RESTはNAS Bridgeを管理するための柔軟で拡張性の高い基盤を提供します。
すべてのシステムは、リソースを使用し、管理します。リソースには、ファイル、ビジネス情報、プロセス、管理エンティティなどがあります。
リソースは必ず複数ある状態のいずれかに該当します。状態の変更に使用される処理を明確に定義する必要があります。
クライアントとサーバの間でメッセージが交換されて、CRUD(Create、Read、Update、Delete)処理に従ってリソースにアクセスしてその状態を変更します。
Hypertext Transfer Protocol(HTTP)は、Webサービスがリソースに関するメッセージを交換する際に使用するプロトコルです。HTTPメッセージの交換時には、HTTP動詞がリソースおよび対応する状態管理アクションにマッピングされます。
NAS Bridge管理APIはHTTPのサブセットを利用し、次のHTTP動詞を使用します。
HTTPはステートレスです。このため、関連する一連の要求と応答を1つのIDで関連付けるには、HTTPヘッダーやクッキーなどの追加情報をデータ フローに追加する必要があります。また、HTTPはデフォルトでTCPポート80を使用します。
Uniform Resource Identifier(URI)は、リソースが配置されているエンドポイントの指定に使用します。URIは、一意なリソース名を作成するための一般的なフレームワークです。リソースは、階層型ディレクトリに似た構造で公開されます。
Uniform Resource Locator(URL)は主にWebに適用されるURIの一種で、RESTful Webサービスで使用されます。URLは、リソースの識別および表示されたリソースへのアクセスに使用されます。
Webクライアントとサーバの間では複数の方法で情報を転送できますが、最も広く使用されている方法はJavaScript Object Notation(JSON)です。JSONは、オブジェクトやアレイなどの単純なデータ構造をプレーン テキストで表すための標準です。NAS Bridge RESTful Webサービスでは、各リソースを記述する状態情報の表示と転送にJSONが使用されています。
APIを使用してNAS Bridgeのリカバリ パッケージなどのファイルをアップロードする場合は、マルチパートのコンテンツ タイプでPOSTを実行する必要があります。そうしないと、ファイルはアップロードされません。