AutoSupportメッセージの送信が失敗すると、StorageGRIDシステムは、そのメッセージのタイプに応じて異なる処理を行います。
注意:システム全体でEメール通知を停止すると()、[Event-Triggered AutoSupport]ページで[Enabled]チェック ボックスがオンになっている場合でも、イベントトリガー型のAutoSupportメールが停止されます。
週次AutoSupportメッセージのエラー
週次AutoSupportメッセージの送信に失敗した場合、StorageGRIDシステムは次の処理を行います。
- [Most Recent Result]属性を「Retrying」に更新します。
- 4分間隔で15回、1時間にわたってAutoSupportメッセージの再送信を試みます。
- 送信の失敗から1時間が経過すると、[Most Recent Result]属性を「Failed」に更新します。
- AutoSupportメッセージの送信を、次のスケジュールされた時間に再試行します。
- NMSサービスが利用できないことが原因でメッセージの送信が失敗したあと、7日以内にメッセージが送信された場合は、AutoSupportの定期送信スケジュールを維持します。
- 7日以上メッセージが送信されていない場合は、NMSサービスが使用可能な状態に戻った時点でAutoSupportメッセージが送信されます。
ユーザトリガー型またはイベントトリガー型のAutoSupportメッセージのエラー
ユーザトリガー型またはイベントトリガー型のAutoSupportメッセージの送信に失敗した場合、
StorageGRIDシステムは次の処理を行います。
- 既知のエラーの場合は、エラー メッセージが表示されます。たとえば、Eメール サーバの設定エラーに関するエラー メッセージが表示されます。

- メッセージの再送信は行われません。
- nms.logにエラーを記録します。
AutoSupportメッセージのエラーの修正
プロトコルとしてSMTPが選択されている状況で問題が発生した場合は、StorageGRIDシステムのEメール サーバが正しく設定されていることと、Eメール サーバが実行されていることを確認します。[AutoSupport]ページにAutoSupport messages cannot be sent using SMTP protocol due to incorrect settings on the E-mail Server page.というエラー メッセージが表示される場合があります。