クラウド ストレージ プールの作成、編集、または削除時にエラーが発生した場合は、以下に記載するトラブルシューティング手順を実行して問題を解決してください。
StorageGRIDは、各クラウド ストレージ プールで簡単な健全性チェックを1分に1回実行して、クラウド ストレージ プールにアクセスできること、およびクラウド ストレージ プールが正常に機能していることを確認します。健全性チェックで問題が検出されると、[Storage Pools]ページのクラウド ストレージ プール テーブルの[Last Error]列にメッセージが表示されます。
このテーブルには、各クラウド ストレージ プールで検出された最新のエラーおよびエラーが発生してからの時間が表示されます。
また、過去5分以内に新しいクラウド ストレージ プール エラーが発生したことが健全性チェックで検出された場合は、Cloud Storage Pool connectivity errorアラートがトリガーされます。このアラートのEメール通知を受信した場合は、[Storage Pool]ページ( を選択)に移動し、[Last Error]列のエラー メッセージを確認して、以下のトラブルシューティングのガイドラインを参照してください。
エラーの原因となっている問題を解決したら、エラーが解決されたかどうかを確認できます。クラウド ストレージ プール ページで、エンドポイントのラジオ ボタンを選択し、[Clear Error]をクリックします。StorageGRIDがクラウド ストレージ プールのエラーをクリアしたことを示す確認メッセージが表示されます。
根本的な問題が解決されると、エラー メッセージは表示されなくなります。ただし問題が解決されていない(または別のエラーが発生した)場合は、数分以内に[Last Error]列にエラー メッセージが表示されます。
クラウド ストレージ プールを作成、編集、または削除しようとすると、このエラーが発生する場合があります。このエラーは、バケットまたはコンテナにx-ntap-sgws-cloud-pool-uuidマーカー ファイルが含まれているが、想定されるUUIDがファイルにない場合に発生します。
通常、このエラーが表示されるのは、新しいクラウド ストレージ プールを作成していて、StorageGRIDの別のインスタンスがすでに同じクラウド ストレージ プールを使用している場合のみです。
この問題を修正するには、以下の手順を実行します。
クラウド ストレージ プールを作成または編集しようとすると、このエラーが発生する場合があります。このエラーは、何らかの接続または設定の問題が原因でStorageGRIDがクラウド ストレージ プールに書き込めないことを示しています。
クラウド ストレージ プールを作成または編集しようとすると、このエラーが発生する場合があります。このエラーは、クラウド ストレージ プールの設定時に入力した証明書をStorageGRIDが解析できなかった場合に発生します。
この問題を修正するには、指定したCA証明書に問題がないかどうかを確認します。
クラウド ストレージ プールを削除しようとすると、このエラーが発生する場合があります。このエラーは、何らかの接続または設定の問題が原因でStorageGRIDがクラウド ストレージ プール バケットのコンテンツを読み取れないことを示しています。
この問題を修正するには、エンドポイントからのエラー メッセージを確認します。
クラウド ストレージ プールを削除しようとすると、このエラーが発生する場合があります。ILMによって移動されたデータ、クラウド ストレージ プールの設定前にバケットに配置されていたデータ、またはクラウド ストレージ プールの作成後にその他のソースによってバケットに配置されたデータが含まれているクラウド ストレージ プールを削除することはできません。
ストレージ ノードとクラウド ストレージ プールに使用する外部のS3エンドポイントの間に非透過型ストレージ プロキシを設定した場合に、このエラーが発生する可能性があります。このエラーは、外部プロキシ サーバがクラウド ストレージ プール エンドポイントに到達できない場合に発生します。たとえば、DNSサーバがホスト名を解決できない場合や、外部ネットワークの問題が存在する場合があります。