クラウド ストレージ プールとは

クラウド ストレージ プールでは、ILMを使用してStorageGRIDシステムの外部にオブジェクト データを移動できます。たとえば、アクセス頻度の低いオブジェクトを低コストのクラウド ストレージ(Amazon S3 Glacier、S3 Glacier Deep Archive、Microsoft Azure BLOBストレージのアーカイブ アクセス層など)に移動することができます。また、StorageGRIDオブジェクトのクラウド バックアップを保持して、ディザスタ リカバリを可能にすることもできます。

ILMの観点では、クラウド ストレージ プールはストレージ プールに似ています。どちらの場所にオブジェクトを格納する際にも、ILMルール用の配置手順の作成時にプールを選択します。ただし、ストレージ プールはStorageGRIDシステム内のストレージ ノードまたはアーカイブ ノードで構成されますが、クラウド ストレージ プールは外部のバケット(S3)またはコンテナ(Azure BLOBストレージ)で構成されます。

次の表に、ストレージ プールとクラウド ストレージ プールの類似点と相違点をまとめます。

  ストレージ プール クラウド ストレージ プール

作成方法

Grid Manager[ILM] > [Storage Pools]オプションを使用する。

ストレージ プールを作成する前に、ストレージ グレードを設定する必要があります。

Grid Manager[ILM] > [Storage Pools]オプションを使用する。

クラウド ストレージ プールを作成する前に、外部のバケットまたはコンテナを設定する必要があります。

作成可能なプール数

無制限。

10個まで。

オブジェクトの格納先

StorageGRID内の1つ以上のストレージ ノードまたはアーカイブ ノード。

StorageGRIDシステムの外部にあるAmazon S3バケットまたはAzure BLOBストレージ コンテナ。

クラウド ストレージ プールがAmazon S3バケットの場合:

  • 必要に応じて、Amazon S3 GlacierやS3 Glacier Deep Archiveなどの低コストの長期保存用ストレージにオブジェクトを移行するようにバケット ライフサイクルを設定できます。外部ストレージ システムがGlacierストレージ クラスとS3 POST Object restore APIをサポートしている必要があります。
  • AWS Commercial Cloud Services(C2S)で使用するクラウド ストレージ プールを作成できます。C2SはAWS Secret Regionをサポートします。

クラウド ストレージ プールがAzure BLOBストレージ コンテナの場合、StorageGRIDはオブジェクトをアーカイブ層に移行します。

注:通常は、クラウド ストレージ プールに使用するコンテナにはAzure BLOBストレージのライフサイクル管理を設定しないでください。クラウド ストレージ プール内のオブジェクトに対するPOST Object restore処理が、設定されたライフサイクルの影響を受ける可能性があります。

オブジェクトの配置を制御するルール

アクティブなILMポリシーのILMルール。

アクティブなILMポリシーのILMルール。

使用されるデータ保護方法

レプリケーションまたはイレイジャー コーディング。

レプリケーション。

各オブジェクトに許可されるコピー数

複数。

クラウド ストレージ プールに1つ。さらに必要に応じて、StorageGRIDに1つ以上。

注:1つのオブジェクトを複数のクラウド ストレージ プールに格納することはできません。

利点

オブジェクトにいつでもすばやくアクセスできる。

低コストのストレージ。