データ保護オプションのメリット、デメリット、および制限事項

取り込み時にデータを保護するための3つのオプション(Balanced、Strict、Dual commit)は、それぞれに適した状況があります。それぞれのメリットとデメリットを理解することで、ILMルールにどのオプションを選択するかを決定する際に役立ちます。

各オプションのメリット、デメリット、および制限事項の概要

次の表は、取り込み時にオブジェクト データを保護するための各オプションのメリット、デメリット、および制限事項を簡単にまとめたものです。以降のセクションで各項目について詳しく説明します。
オプション メリット デメリット 制限事項

Balanced

(デフォルト)
  • パフォーマンスが向上するため単一サイトのグリッドに推奨
  • データ セキュリティの強化
  • グリッド処理の効率化
  • マルチサイト グリッドでは取り込み速度が低下
次のオブジェクト配置には使用できない:
  • クラウド ストレージ プール:0日目
  • アーカイブ ノード:0日目
  • クラウド ストレージ プールまたはアーカイブ ノードへの配置(ルールの[Reference Time]に[User Defined Creation Time]が指定されている場合)
Strict
  • オブジェクトの場所が明らか
  • データ セキュリティの強化
  • グリッド処理の効率化
  • 取り込みエラーの増加
  • 取り込み速度の低下
  • S3マルチパート アップロードでは、状況によっては想定どおりに配置されない可能性がある
  • オブジェクト タグまたはユーザ メタデータが更新され、新たに必要な配置を行えない場合に取り込みがエラーにならない
  • イレイジャー コーディング オブジェクトの場合は、指定された構成でのみ「Strict」を使用
次のオブジェクト配置には使用できない:
  • クラウド ストレージ プール:0日目
  • アーカイブ ノード:0日目
  • クラウド ストレージ プールまたはアーカイブ ノードへの配置(ルールの[Reference Time]に[User Defined Creation Time]が指定されている場合)
Dual commit
  • 取り込み速度の向上
  • 取り込みの成功率の上昇
  • すべてのタイプのILM配置で使用可能
  • 単一のローカル コピーの損失からしかデータが保護されない
  • グリッド処理の効率低下
  • オブジェクトの場所が明らかでない
なし

BalancedオプションとStrictオプションのメリット

取り込み時に中間コピーを作成するDual commitと比較すると、これらのオプションには次のメリットがあります。

BalancedオプションとStrictオプションのデメリット

Dual commitと比較すると、BalancedオプションとStrictオプションにはいくつかのデメリットがあります。

BalancedオプションとStrictオプションを使用したオブジェクトの配置に関する制限事項

StrictオプションまたはBalancedオプションをイレイジャー コーディング オブジェクトで使用する場合の制限事項と推奨事項

Dual commitを使用するメリット

BalancedオプションまたはStrictオプションと比較すると、Dual commitには次のメリットがあります。