2台のコントローラをSASインターコネクト ケーブルで相互に接続し、管理ポートを適切な管理ネットワークに接続し、E5600SGコントローラの10GbEポートをStorageGRIDのグリッド ネットワークおよびクライアント ネットワーク(オプション)に接続する必要があります。
開始する前に
- 管理ポートを接続するためのイーサネット ケーブルを用意しておきます。
- 4つの10GbEポートを接続するための光ケーブルを用意しておきます(アプライアンスには付属していません)。
注意:
レーザー被ばくのリスク - SFPトランシーバを分解したり、部品を取り外したりしないでください。レーザー被ばくのおそれがあります。
タスク概要
ケーブルを接続する際は、次の図を参考にしてください。上が
E2700コントローラで、下が
E5600SGコントローラです。この図は
SG5660モデルのものです。
SG5612モデルでは、コントローラが上下ではなく左右に並んでいます。
項目 |
ポート |
ポートのタイプ |
機能 |
1 |
E2700コントローラの管理ポート1 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
E2700コントローラをSANtricity Storage Managerがインストールされているネットワークに接続します。 |
2 |
E2700コントローラの管理ポート2 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
設置時にE2700コントローラをサービス ラップトップに接続します。 |
3 |
各コントローラの2つのSASインターコネクト ポート(Ch 1とCh 2) |
E2700コントローラ:mini-SAS-HD
E5600SGコントローラ:mini-SAS
|
2台のコントローラを相互に接続します。 |
4 |
E5600SGコントローラの管理ポート1 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
E5600SGコントローラをStorageGRIDの管理ネットワークに接続します。 |
5 |
E5600SGコントローラの管理ポート2 |
1Gb(RJ-45)イーサネット |
- 管理ネットワークへの冗長接続が必要な場合は、管理ポート1とボンディングできます。
- 一時的なローカル アクセス用(IP 169.254.0.1)に空けておくことができます。
- 取り付け時にE5600SGコントローラをサービス ラップトップに接続するために使用できます(DHCPによって割り当てられたIPアドレスがない場合)。
|
6 |
E5600SGコントローラの4つのネットワーク ポート |
10GbE(光ファイバ) |
E5600SGコントローラをStorageGRIDのグリッド ネットワークおよびクライアント ネットワーク(使用している場合)に接続します。ポートをボンディングしてコントローラへの冗長パスを構成できます。 |
手順
- 2本のSASインターコネクト ケーブルを使用して、E2700コントローラをE5600SGコントローラに接続します。
接続するポート |
接続先のポート |
E2700コントローラのSASインターコネクト ポート1(Ch 1) |
E5600SGコントローラのSASインターコネクト ポート1(Ch 1) |
E2700コントローラのSASインターコネクト ポート2(Ch 2) |
E5600SGコントローラのSASインターコネクト ポート2(Ch 2) |
正方形のコネクタ(mini-SAS HD)を
E2700コントローラに接続し、長方形のコネクタ(mini-SAS)を
E5600SGコントローラに接続します。
注意:SASコネクタのプルタブを下にして、各コネクタをカチッという音がするまで慎重に差し込んでください。コネクタがスムーズに入らないときは、無理に押し込まず、 プルタブの位置を確認してからもう一度試してください。
- イーサネット ケーブルを使用して、E2700コントローラをSANtricity Storage Managerソフトウェアがインストールされている管理ネットワークに接続します。
接続するポート |
接続先のポート |
E2700コントローラのポート1(左側のRJ-45ポート) |
SANtricity Storage Manager用の管理ネットワークのスイッチ ポート |
E2700コントローラのポート2 |
DHCPを使用していない場合はサービス ラップトップ |
- StorageGRIDの管理ネットワークに接続する場合は、イーサネット ケーブルを使用して、E5600SGコントローラを接続します。
接続するポート |
接続先のポート |
E5600SGコントローラのポート1(左側のRJ-45ポート) |
StorageGRIDの管理ネットワークのスイッチ ポート |
E5600SGコントローラのポート2 |
DHCPを使用していない場合はサービス ラップトップ |
- E5600SGコントローラの10GbEポートを、光ケーブルとSFP+トランシーバを使用して適切なネットワーク スイッチに接続します。
- 固定ポート ボンディング モード(デフォルト)を使用する場合は、次の表のように各ポートをStorageGRIDのグリッド ネットワークまたはクライアント ネットワークに接続します。
ポート |
接続先 |
ポート1 |
クライアント ネットワーク(オプション) |
ポート2 |
グリッド ネットワーク |
ポート3 |
クライアント ネットワーク(オプション) |
ポート4 |
グリッド ネットワーク |
- アグリゲート ポート ボンディング モードを使用する場合は、1つ以上のネットワーク ポートを1つ以上のスイッチに接続します。単一点障害を回避するために、4つのポートの少なくとも2つを接続する必要があります。1つのLACPボンドに複数のスイッチを使用する場合は、スイッチがMLAGまたは同等の機能をサポートしている必要があります。