StorageGRIDの導入を開始する前に、各ノードで使用するネットワーク(グリッド、管理、クライアント)を決めます。すべてのネットワークを該当する物理ホストまたは仮想ホストまで広げ、各ホスト用に十分な帯域幅を確保する必要があります。
グリッド ノードのサポートに物理ホストを使用する場合は、サイトの各ノードで使用するすべてのネットワークとサブネットをそのサイトのすべての物理ホストまで広げます。これにより、ホストの構成がシンプルになり、将来のノードの移行にも対応できます。
次の表に、StorageGRIDノードのタイプとネットワークのタイプ別に推奨される最小帯域幅を示します。それぞれの物理ホストまたは仮想ホストについて、そのホストで実行するStorageGRIDノードの総数とタイプに応じて、アグリゲートの最小帯域幅要件を満たすように十分なネットワーク帯域幅を確保する必要があります。
ノードのタイプ | ネットワークのタイプ | ||
---|---|---|---|
グリッド | 管理 | クライアント | |
管理 | 10Gbps | 1Gbps | 1Gbps |
ゲートウェイ | 10Gbps | 1Gbps | 10Gbps |
ストレージ | 10Gbps | 1Gbps | 10Gbps |
アーカイブ | 10Gbps | 1Gbps | 10Gbps |
上記の表を参照して、それぞれのホストに最小限必要なネットワーク インターフェイスの数を確認します。これは、そのホストで実行するStorageGRIDノードの数とタイプで決まります。
このシナリオでは、最小限必要なネットワーク帯域幅は11 + 20 + 10 = 41Gbpsとなり、40Gbpsインターフェイスであれば2つ、10Gbpsインターフェイスであれば5つのインターフェイスが必要になります。これらのインターフェイスはトランクにまとめられたうえで、ホストを含む物理データセンターに対してローカルなグリッド、管理、およびクライアントのサブネットを伝送する3つ以上のVLANで共有されます。
StorageGRIDグリッドを導入する準備として、StorageGRIDクラスタのホストの物理リソースおよびネットワーク リソースを設定する推奨される方法については、「ホスト ネットワークの設定」を参照してください。