各ストレージ ノードのメタデータの使用率を監視して、重要なデータベース処理に使用できるスペースが十分に残っていることを確認する必要があります。CDLPアラームとLow Metadata Storageアラートがトリガーされた場合は、新しいストレージ ノードを追加する必要があります。
StorageGRIDは、冗長性を確保し、オブジェクト メタデータを損失から保護するために、各サイトにオブジェクト メタデータのコピーを3つずつ保持します。この3つのコピーは、各サイトのすべてのストレージ ノードに分散されます(各ストレージ ノードのストレージ ボリューム0にリザーブされているスペースを使用)。
各ストレージ ノードにリザーブされているメタデータ用の合計スペースは、Metadata Reserved Space(CAWM)と呼ばれます。Metadata Reserved Spaceは、オブジェクト メタデータ用のスペース(Metadata Allowed Space[CEMS])と、コンパクションや修復などの重要なデータベース処理用のスペースに分かれています。
オブジェクト メタデータに使用されているスペースがMetadata Allowed Spaceの総容量を超えると、データベース処理を効率的に実行できなくなり、エラーが発生します。
Metadata Used Space(Percent)属性(CDLP)は、Metadata Allowed Spaceがどの程度使用されているのかを測定します。Metadata Used Space (Percent)が次のしきい値に達すると、CDLPアラームとLow metadata storageアラートがトリガーされます。
新しいノードを追加すると、すべてのストレージ ノード間でオブジェクト メタデータが自動的にリバランシングされ、CDLPアラームとLow metadata storageアラートが解除されます。
次の例では、オブジェクト メタデータがMetadata Allowed Spaceの100%以上を使用しています。これは重大な状況であり、データベース処理の効率低下とエラーの発生につながります。