カスタムのアラート ルールを作成して、アラートをトリガーする条件を独自に定義することができます。
開始する前に
- Grid Managerにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
- Root Access権限が必要です。
タスク概要
StorageGRIDはカスタム アラートを検証しません。カスタムのアラート ルールを作成する場合は、次の一般的なガイドラインに従ってください。
手順
- [Alarms]を選択します。次に、メニューの[Alerts (Preview)]セクションで[Rules]を選択します。
[Alert Rules]ページが表示されます。
- [Create custom rule]を選択します。
[Create Custom Rule]ダイアログ ボックスが表示されます。
![[Alerts] > [Create Custom Rule]](GUID-4B7435B7-359E-4DEF-91CE-6290133AB354-low.png)
- [Enabled]チェック ボックスをオンまたはオフにして、このアラート ルールを有効にするかどうかを指定します。
アラート ルールを無効にすると、ルールの式は評価されず、アラートはトリガーされません。
- 次の情報を入力します。
フィールド |
説明 |
Unique Name |
このルールの一意の名前。 アラート ルール名は[Alerts]ページに表示され、Eメール通知の件名にもなります。アラート ルールの名前は1~64文字で指定できます。
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Description |
発生している問題の説明。 この説明は、[Alerts]ページとEメール通知にアラート メッセージとして表示されます。アラート ルールの説明は、1~128文字で指定できます。
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Recommended Actions |
(オプション)このアラートがトリガーされたときの推奨される対処方法。 推奨される対処方法をプレーン テキスト(書式コードなし)で入力します。アラート ルールの推奨される対処方法は、0~1,024文字で指定できます。
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- [Conditions]セクションで、1つ以上のアラート重大度レベルに対してPrometheus式を入力します。
基本の式は、一般に次の形式をとります。
[指標] [演算子] [値]
式の文字数に制限はありませんが、ユーザ インターフェイスでは1行で表示されます。少なくとも1つの式が必要です。
使用可能な指標を確認したり、Prometheus式をテストしたりするには、ヘルプ アイコン
をクリックし、リンクからグリッド管理APIの[Metrics]セクションにアクセスします。
グリッド管理APIの使用方法については、StorageGRIDの管理手順を参照してください。Prometheusクエリの構文の詳細については、Prometheus 2.3のドキュメントを参照してください。
例
次の式では、あるノードに搭載されたRAMの容量が24,000,000,000バイト(24GB)未満である場合にアラートがトリガーされます。
node_memory_MemTotal < 24000000000
- [Duration]フィールドに、条件が有効になってからアラートがトリガーされるまでの時間を入力し、時間単位を選択します。
条件がtrueになった時点でアラートをトリガーする場合は、「0」を入力します。一時的な状況でアラートがトリガーされないようにするには、この値を大きくします。
デフォルトは5分です。
- [Save]をクリックします。
ダイアログ ボックスが閉じ、[Alert Rules]テーブルに新しいカスタムのアラート ルールが表示されます。