ストレージ コントローラの交換

E2800コントローラまたはEF570コントローラが適切に機能しない場合や障害が発生した場合は、交換が必要となることがあります。

開始する前に

タスク概要

コントローラに障害が発生したかどうかは、次の2つの方法で確認できます。
  • SANtricity System ManagerのRecovery Guruから、コントローラを交換するように指示されます。
  • コントローラの黄色の警告LEDが点灯して、コントローラに障害が発生したことが通知されます。
    注意:シェルフ内の両方のコントローラの警告LEDが点灯している場合は、テクニカル サポートに連絡してください。
ストレージ コントローラ シェルフにはストレージ コントローラが2台搭載されているため、次の条件を満たしているかぎり、アプライアンスの電源がオンで読み取り / 書き込み処理が行われている間に片方のコントローラを交換できます。
  • シェルフのもう一方のコントローラのステータスが「Optimal」である。
  • SANtricity System ManagerのRecovery Guruの[Details]領域で、「OK to remove」フィールドに「Yes」と表示されている(このコンポーネントを安全に取り外せることを示します)。
注意:シェルフのもう一方のコントローラ キャニスターのステータスが「Optimal」でない場合や、Recovery Guruでコントローラ キャニスターの[OK to remove]が[Yes]になっていない場合は、テクニカル サポートに連絡してください。

コントローラを交換するときは、元のコントローラからバッテリを取り外し、交換用コントローラに取り付ける必要があります。

注:アプライアンスのストレージ コントローラには、ホスト インターフェイス カード(HIC)は搭載されていません。

手順

  1. 新しいコントローラを開封し、静電気防止処置を施した平らな場所に置きます。
    梱包材は、障害が発生したコントローラを発送するときのために保管しておいてください。
  2. 交換用のコントローラの背面にあるMACアドレスとFRUパーツ番号のラベルを確認します。

    次の図は、E2800コントローラを示しています。EF570コントローラの交換手順も同じです。


    E2800コントローラのMACラベルとFRUラベル
    ラベル ラベル 説明
    1 MACアドレス 管理ポート1(P1)のMACアドレス。元のコントローラのIPアドレスがDHCPを使用して取得したアドレスである場合は、新しいコントローラに接続する際にこのアドレスが必要になります。
    2 FRUパーツ番号 FRUパーツ番号。この番号が現在取り付けられているコントローラの交換パーツ番号と一致している必要があります。
  3. コントローラを取り外す準備をします。
    SANtricity System Managerを使用して以下の手順を実行します。詳細については、ストレージ コントローラの交換に関するEシリーズの手順書を参照してください。
    1. 障害が発生したコントローラの交換パーツ番号が交換用コントローラのFRUパーツ番号と同じであることを確認します。
      コントローラで障害が発生していて交換が必要な場合は、Recovery Guruの[詳細]領域に交換パーツ番号が表示されます。この番号を手動で特定するには、コントローラの[Base]タブを確認してください。
      注意:データ アクセスが失われる可能性 - 2つのパーツ番号が同じでない場合は、この手順は実行しないでください。
    2. 構成データベースをバックアップします。
      コントローラを取り外す際に問題が発生した場合は、保存したファイルを使用して構成をリストアできます。
    3. アプライアンスのサポート データを収集します。
      注:コンポーネントを交換する前後にサポート データを収集しておけば、交換しても問題が解決しない場合に、テクニカル サポートにすべてのログを送信できます。
    4. 交換するコントローラをオフラインにします。
  4. コントローラをアプライアンスから取り外します。
    1. ESDリストバンドを装着するか、静電気防止処置を施します。
    2. ケーブルにラベルを付け、ケーブルとSFPを外します。
      注意:パフォーマンスの低下を防ぐためにも、ケーブルをねじったり、折り曲げたり、はさんだり、踏みつけたりしないでください。
    3. カム ハンドルのラッチを押してコントローラをアプライアンスから取り外し、カム ハンドルを右側に開きます。
    4. 両手でカム ハンドルをつかみ、コントローラをスライドしてアプライアンスから引き出します。
      注意:コントローラは重いので、必ず両手で支えながら作業してください。
    5. 取り外し可能なカバーを上にして、静電気防止処置を施した平らな場所にコントローラを置きます。
    6. カバーをボタンを押し下げながらスライドして取り外します。
  5. 故障したコントローラからバッテリを取り外し、交換用コントローラに取り付けます。
    1. コントローラ内部(バッテリとDIMMの間)の緑のLEDが消灯していることを確認します。
      この緑のLEDが点灯している場合は、コントローラがまだバッテリ電源を使用しています。このLEDが消灯するのを待ってから、コンポーネントを取り外す必要があります。
      E2800の緑色のLED
      項目 説明

      番号1
      内部キャッシュ アクティブLED

      番号2
      バッテリ
    2. バッテリの青色のリリース ラッチの位置を確認します。
    3. バッテリをリリース ラッチを押し下げながら引き出し、コントローラから取り外します。

      バッテリのラッチ
      項目 説明

      番号1
      バッテリのリリース ラッチ

      番号2
      バッテリ
    4. バッテリを持ち上げながらスライドし、コントローラから引き出します。
    5. 交換用コントローラのカバーを取り外します。
    6. バッテリのスロットが手前になるよう交換用コントローラの向きを変えます。
    7. バッテリを少し下に傾けながらコントローラに挿入します。
      バッテリ前部の金属製のフランジをコントローラ下部のスロットに挿入し、バッテリの上部がコントローラの左側にある小さな位置決めピンの下にくるまでスライドする必要があります。
    8. バッテリのラッチを上に動かしてバッテリを固定します。
      カチッという音がしてラッチが固定されると、ラッチの下部がシャーシの金属製のスロットに収まります。
    9. コントローラを裏返し、バッテリが正しく取り付けられていることを確認します。
      注意:ハードウェアの破損の可能性 - バッテリ前部の金属製のフランジがコントローラのスロットにしっかりと挿入されている必要があります(1つ目の図)。バッテリが正しく取り付けられていないと(2つ目の図)、金属製のフランジがコントローラ ボードに接触し、破損の原因となる可能性があります。
      • 正しい - バッテリの金属製のフランジがコントローラのスロットにしっかりと挿入されている:
        バッテリのフランジが正常な状態

      • 正しくない - バッテリの金属製のフランジがコントローラのスロットに挿入されていない:
        バッテリのフランジが正常ではない状態

    10. コントローラのカバーを取り付けます。
  6. 交換用コントローラをアプライアンスに取り付けます。
    1. 取り外し可能なカバーが下になるようにコントローラを裏返します。
    2. カム ハンドルを開いた状態でコントローラをスライドし、アプライアンスに最後まで挿入します。
    3. カム ハンドルを左側に動かして、コントローラを所定の位置にロックします。
    4. ケーブルとSFPを交換します。
    5. 元のコントローラのIPアドレスがDHCPを使用して取得したアドレスである場合は、交換用コントローラの背面のラベルに記載されたMACアドレスを確認します。取り外したコントローラのDNS / ネットワークおよびIPアドレスを交換用コントローラのMACアドレスと関連付けるよう、ネットワーク管理者に依頼します。
      注:元のコントローラのIPアドレスがDHCPを使用して取得したアドレスでなければ、取り外したコントローラのIPアドレスが新しいコントローラで使用されます。
  7. SANtricity System Managerを使って、コントローラをオンラインにします。
    1. [Hardware]を選択します。
    2. 図にドライブが表示された場合は、[Show back of shelf]をクリックします。
    3. オンラインに切り替えるコントローラをクリックします。
    4. コンテキスト メニューから[Place Online]を選択し、処理を確定します。
    5. デジタル表示ディスプレイに99という状態が表示されます。
  8. 新しいコントローラのステータスが「Optimal」であることを確認し、サポート データを収集します。