S3:クラウド ストレージ プール オブジェクトのライフサイクル

次の図は、S3クラウド ストレージ プールに格納されているオブジェクトの各ライフサイクル ステージを示しています。

注: この図と説明にあるGlacierは、Glacierストレージ クラスとGlacier Deep Archiveストレージ クラスの両方を意味します。ただし例外が1つだけあり、Glacier Deep Archiveストレージ クラスではExpeditedリストア階層はサポートされず、 BulkまたはStandardのみがサポートされます。

クラウド ストレージ プール オブジェクトのライフサイクル
  1. オブジェクトをStorageGRIDに格納

    クライアント アプリケーションがStorageGRIDにオブジェクトを格納し、ライフサイクルがスタートします。

  2. オブジェクトをS3クラウド ストレージ プールに移動
    • S3クラウド ストレージ プールを配置場所として使用するILMルールにオブジェクトが一致した場合、StorageGRIDクラウド ストレージ プールで指定された外部のS3バケットにオブジェクトを移動します。
    • オブジェクトがS3クラウド ストレージ プールに移動されると、クライアント アプリケーションは、オブジェクトがGlacierストレージに移行されていないかぎり、StorageGRIDからS3 GET Object要求を使用してオブジェクトを読み出すことができます。
  3. オブジェクトをGlacierに移行(読み出し不可の状態)
    • 必要に応じて、オブジェクトをGlacierストレージに移行できます。たとえば外部のS3バケットが、ライフサイクル設定を使用してオブジェクトを即座または数日後にGlacierストレージに移行できます。
      注: オブジェクトを移行する場合は、外部のS3バケット用のライフサイクル設定を作成する必要があります。また、Glacierストレージ クラスを実装し、S3 POST Object restore APIをサポートするストレージ ソリューションを使用する必要があります。
      注: Swiftクライアントによって取り込まれたオブジェクトにはクラウド ストレージ プールを使用しないでください。SwiftではPOST Object restore要求がサポートされないため、StorageGRIDはS3 Glacierストレージに移行されたSwiftオブジェクトを読み出せません。これらのオブジェクトを読み出すSwift GET object要求は失敗します(403 Forbidden)。
    • 移行中、クライアント アプリケーションは、S3 HEAD Object要求を使用してオブジェクトのステータスを監視できます。
  4. オブジェクトをGlacierストレージからリストア

    オブジェクトがGlacierストレージに移行されている場合、クライアント アプリケーションはS3 POST Object restore要求を実行して、読み出し可能なコピーをS3クラウド ストレージ プールにリストアできます。要求では、コピーをクラウド ストレージ プールに保持する日数と、リストア処理に使用するデータ アクセス階層(Expedited、Standard、Bulk)を指定します。読み出し可能なコピーの有効期限に達すると、コピーは自動的に読み出し不可の状態に戻ります。

    注: StorageGRID内のストレージ ノードにもオブジェクトのコピーが存在する場合、POST Object restore要求を実行してGlacierからオブジェクトをリストアする必要はありません。GET Object要求を使用してローカル コピーを直接読み出すことができます。
  5. オブジェクトを読み出し

    オブジェクトがリストアされると、クライアント アプリケーションはGET Object要求を実行して、リストアされたオブジェクトを読み出すことができます。