Metadata Reserved Spaceとは

StorageGRIDは、冗長性を確保し、オブジェクト メタデータを損失から保護するために、各サイトにオブジェクト メタデータのコピーを3つずつ保持します。この3つのコピーは、各ストレージ ノードのストレージ ボリューム0でメタデータ用にリザーブされたスペースを使用して、各サイトのすべてのストレージ ノードに均等に分散されます。

Metadata Reserved Space(CAWM)は、すべてのストレージ ノードのボリューム0でメタデータ用にリザーブされたデフォルト スペースを表すシステム全体の設定です。


CAWM設定

Metadata Reserved Space(CAWM)の現在の設定を表示するには、[Configuration] > [Storage Options] > [Overview]を選択します。


Metadata Reserved Space

[Storage Options Overview]ページの[Storage Watermarks]テーブルには、すべてのストレージ ノードのMetadata Reserved Space(CAWM)設定が表示されます。ただし、特定の大容量または非本番環境のストレージ ノードでメタデータ用にリザーブされている実際のスペースは、表示されている値と違うことがあります。

ノードの実際のMetadata Reserved Spaceは、ストレージ ノード上のRAMの容量とボリューム0のサイズによって決まります。

Metadata Allowed Space

各ノードのMetadata Reserved Spaceは、オブジェクト メタデータに使用できるスペース(Metadata Allowed Space)と、コンパクションや修復などの重要なデータベース処理のスペースに分割されます。Metadata Allowed Spaceの値はMetadata Reserved Space(CAWM)設定に基づき、全体的なオブジェクト容量を決定します。


Metadata Allowed Space:ボリューム0
注: StorageGRIDでは、次のPrometheus指標(アラート システムで使用)と対応する属性(従来のアラーム システムで使用)を使用してMetadata Allowed Spaceを表します。
  • Prometheus式:storagegrid_storage_utilization_metadata_allowed_bytes
  • 対応する属性:Metadata Allowed Space(CEMS)

あるストレージ ノードのMetadata Allowed Spaceは、ストレージ ボリューム0のサイズ、ノード上のRAMの容量、およびノードでメタデータ用にリザーブされている実際のスペースによって制御されます。

ストレージ ノードのMetadata Allowed Spaceを表示するには、次のいずれかの手順を実行します。
  • [Node] > [Storage Node] > [Storage]を選択します。次に、[Storage Used - Object Metadata]グラフにカーソルを合わせます。この例は非本番環境のグリッド内のストレージ ノードで、[Total (allowed)]の値は6.44GBです。
    ノード ページ:[Storage Used - Object Metadata] - [Total (allowed)]
  • [Support]を選択します。次に、メニューの[Tools]セクションで[Grid Topology]を選択します。次に、[Storage Node] > [DDS] > [Data Store]を選択します。この非本番環境のグリッド内のストレージ ノーの例でも、[Metadata Allowed Space]は6.44GBです。
    [Grid Topology] - [Metadata Allowed Space]

各ストレージ ノードのオブジェクト メタデータ容量の詳細については、監視とトラブルシューティングの手順を参照してください。

概要

大容量のストレージ ノードの場合、StorageGRIDはメタデータ スペースのリザベーションを自動的に増やして、データベース処理を最適化し、またグリッドのオブジェクト容量を増やします。次の表は、StorageGRIDで特定のストレージ ノードのMetadata Reserved SpaceとMetadata Allowed Spaceのサイズがどのように決まるかを示しています。
ボリューム0のサイズ RAMの容量 Metadata Reserved Space(CAWM)設定 メタデータ用にリザーブされている実際のスペース Metadata Allowed Space
500GB未満 該当なし 該当なし ボリューム0の10% ボリューム0の6%
500GB超 128GB未満 3TB(デフォルト) 3TB 1.32TB
500GB超 128GB超 3TB(デフォルト) 4TB 1.98TB
500GB超 該当なし 4TB未満(デフォルト以外) CAWMまたはボリューム0のサイズのいずれか小さい方 メタデータ用にリザーブされているスペースの60%(最大1.32TB)
500GB超 128GB超 4TB超(デフォルト以外) CAWMまたはボリューム0のサイズのいずれか小さい方 メタデータ用にリザーブされているスペースの60%(最大1.98TB)