拡張後のStorageGRIDシステムの設定

拡張が完了したら、統合と設定のための追加の手順を実行する必要があります。

タスク概要

拡張で追加するグリッド ノードに応じて、次の表の設定タスクを実行する必要があります。システムのインストールや管理の作業で選択したオプションのほか、拡張で追加したグリッド ノードの設定方法によっては、省略可能なタスクもあります。

手順

  1. 拡張で追加したグリッド ノードのタイプに応じて、次の設定タスクを実行します。
    グリッド ノードのタイプ 設定タスク
    ストレージ ノード
    1. 情報ライフサイクル管理(ILM)のストレージ プールの構成を確認する。

      拡張ストレージ ノードがアクティブなILMポリシーのルールで使用されるストレージ プールに含まれていることを確認する必要があります。そうしないと、新しいストレージがStorageGRIDシステムで使用されません。StorageGRIDの管理手順を参照してください。

    2. ストレージ ノードがオブジェクトを取り込んでいることを確認する。

      ストレージ ノードがアクティブであることを確認する手順を参照してください。

    ゲートウェイ ノード
    1. クライアント接続にハイアベイラビリティ グループが使用される場合は、HAグループにゲートウェイ ノードを追加します。[Configuration] > [High Availability Groups]に移動して、既存のHAグループのリストを確認し、新しいノードを追加します。

      詳細については、StorageGRIDの管理手順を参照してください。

    管理ノード
    1. StorageGRIDシステムでシングル サインオンが有効になっている場合は、Active Directory Federation Services(AD FS;Active Directoryフェデレーション サービス)で新しい管理ノードの証明書利用者信頼を作成する必要があります。この証明書利用者信頼を作成するまで、ノードにサインインすることはできません。管理ノードの証明書利用者信頼を作成する方法については、StorageGRIDの管理手順のシングル サインオンの設定を参照してください。
    2. 管理ノードでロード バランサ サービスを使用する場合は、ハイアベイラビリティ グループに管理ノードを追加しなければならないことがあります。[Configuration] > [High Availability Groups]に移動して、既存のHAグループのリストを確認し、新しいノードを追加します。

      詳細については、StorageGRIDの管理手順を参照してください。

    3. 管理ノード データベースをコピーする。

      必要に応じて、管理ノード データベースをプライマリ管理ノードから拡張管理ノードにコピーします。これは、各管理ノードで属性と監査の情報の整合性を維持する場合に行います。詳細については、管理ノード データベースのコピーを参照してください。

    4. Prometheus指標をコピーする。

      必要に応じて、Prometheusデータベースをプライマリ管理ノードから拡張管理ノードにコピーします。これは、各管理ノードで指標の履歴の整合性を維持する場合に行います。詳細については、Prometheus指標のコピーを参照してください。

    5. 監査ログをコピーする。

      必要に応じて、既存の監査ログをプライマリ管理ノードから拡張管理ノードにコピーします。これは、各管理ノードでログの履歴情報の整合性を維持する場合に行います。監査ログのコピーを参照してください。

    6. 監査共有へのアクセスを設定する。
      必要に応じて、NFSまたはCIFSファイル共有を通じて、監査を目的としたシステムへのアクセスを設定できます。StorageGRIDの管理手順を参照してください。
      注: CIFS / Sambaを使用した監査エクスポートは廃止されており、StorageGRIDの将来のリリースで削除される予定です。
    7. Eメール通知の優先送信者を変更する。

      必要に応じて、拡張管理ノードが優先送信者になるように設定を更新することができます。設定を更新しない場合は、引き続き、優先送信者として設定された既存の管理ノードから通知やAutoSupportメッセージが送信されます。StorageGRIDの管理手順を参照してください。

    アーカイブ ノード
    1. アーカイブ ノードからターゲットの外部アーカイブ ストレージ システムへの接続を設定する。

      アーカイブ ノードは、拡張の完了後、[ARC] > [Target]コンポーネントで接続情報を設定するまでは、アラーム状態になります。

    2. ILMポリシーを更新する。

      新しいアーカイブ ノードを介してオブジェクト データをアーカイブするには、ILMポリシーを更新する必要があります。

    3. カスタム アラームを設定する。

      アーカイブ ノードからオブジェクト データを読み出す速度と効率を監視する属性についてのカスタム アラームを設定する必要があります。

    詳細については、StorageGRIDの管理手順を参照してください。

  2. 拡張ノードの追加時に信頼されていないクライアント ネットワークが使用されたかどうかを確認したり、ノードのクライアント ネットワークが信頼されているかどうかの状態を変更したりするには、[Configuration] > [Untrusted Client Network]に移動します。

    拡張ノードのクライアント ネットワークが信頼されていない場合は、ロード バランサ エンドポイントを使用してクライアント ネットワークのノードに接続する必要があります。詳細については、StorageGRIDの管理に関する手順を参照してください。

  3. ドメイン ネーム システム(DNS)を設定します。
    DNS設定をグリッド ノードごとに個別に指定していた場合は、新しいノード用のノード単位のカスタムDNS設定を追加する必要があります。リカバリおよびメンテナンスの手順で、単一グリッド ノードのDNS設定の変更に関する情報を参照してください。

    各サイトからローカルでアクセスできるDNSサーバをグリッド全体のDNSサーバ リストにいくつか含めることを推奨します。新しいサイトを追加した場合は、そのサイト用の新しいDNSサーバをグリッド全体のDNS設定に追加します。

    注意: DNSサーバ用に2~6個のIPアドレスを指定します。ネットワーク分離が発生した場合に各サイトがローカルにアクセスできるDNSサーバを選択する必要があります。これにより、分離されたサイトは引き続きDNSサービスにアクセスできます。グリッド全体のDNSサーバ リストを設定したあとに、ノードごとにDNSサーバ リストをカスタマイズできます。詳細については、リカバリおよびメンテナンスの手順にあるDNS設定の変更に関する情報を参照してください。
  4. 新しいサイトを追加した場合は、そのサイトからネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバにアクセスできることを確認します。
    注意: 各サイトの少なくとも2つのノードが、少なくとも4つの外部NTPソースにアクセスできることを確認します。NTPソースにアクセスできるノードがサイトに1つしかないと、そのノードがダウンした場合にタイミングの問題が生じます。また、各サイトで2つのノードをプライマリNTPソースとして指定することにより、サイトがグリッドの他の部分から分離されても、正確なタイミングが保証されます。

    詳細については、リカバリおよびメンテナンスの手順を参照してください。