オブジェクト データを保護する方法

StorageGRIDシステムは、オブジェクト データを損失から保護するための2つのメカニズムである、レプリケーションとイレイジャー コーディングを提供します。

レプリケーション

レプリケート コピーを作成するように設定された情報ライフサイクル管理(ILM)ルールにオブジェクトが一致した場合、StorageGRIDシステムはオブジェクト データの完全なコピーを作成して、ストレージ ノード、アーカイブ ノード、またはクラウド ストレージ プールに格納します。ILMルールは、作成するコピーの数と保存先、およびシステムでのコピーの保持期間を決定します。ストレージ ノードの損失などが原因でコピーが失われても、StorageGRIDシステムの別の場所にコピーがあれば、オブジェクトを引き続き利用できます。

次の例では、Make 2 Copiesルールによって、3つのストレージ ノードからなるストレージ プールに各オブジェクトのレプリケート コピーを2つずつ配置するように指定しています。


Make 2 Copiesルール

イレイジャー コーディング

イレイジャー コーディング コピーを作成するように設定されたILMルールにオブジェクトが一致した場合、StorageGRIDはオブジェクト データを複数のデータ フラグメントに分割し、追加のパリティ フラグメントを計算して、各フラグメントを別々のストレージ ノードに格納します。オブジェクトがアクセスされた場合、格納されたフラグメントを使用してそのオブジェクトが再アセンブルされます。データ フラグメントまたはパリティ フラグメントが破損したり失われたりしても、イレイジャー コーディング アルゴリズムが残りのデータ フラグメントとパリティ フラグメントを使用してフラグメントを再作成します。使用されるイレイジャー コーディング スキームは、ILMルールとイレイジャー コーディング プロファイルによって決定します。

次の例では、オブジェクトのデータにイレイジャー コーディングを使用しています。この例のILMルールでは4+2のイレイジャー コーディング スキームを使用します。各オブジェクトは4つのデータ フラグメントに等分され、オブジェクト データから2つのパリティ フラグメントが計算されます。ノードやサイトの障害時にもデータが保護されるよう、6つのフラグメントそれぞれが3つのデータセンターの別々のストレージ ノードに格納されます。


イレイジャー コーディング、3サイト、4+2