PUT Object

S3 PUT Object要求を使用すると、オブジェクトをバケットに追加できます。

競合の解決

競合するクライアント要求(2つのクライアントが同じキーに書き込む場合など)は、latest-winsベースで解決されます。latest-wins評価は、S3クライアントが処理を開始するタイミングではなく、StorageGRIDシステムが特定の要求を完了したタイミングに基づいて実行されます。

オブジェクト サイズ

StorageGRIDは、サイズが最大5TBまでのオブジェクトをサポートします。

注: CloudMirrorレプリケーション サービスでデスティネーション バケットにレプリケートできるオブジェクトの最大サイズは、625GiB(671,088,640,000バイト)です。CloudMirrorのレプリケーション設定XMLに指定されているフィルタ条件に一致しても、このサイズよりも大きいオブジェクトは取り込まれません。

ユーザ メタデータのサイズ

Amazon S3では、各PUT要求ヘッダー内のユーザ定義メタデータのサイズが2KBに制限されます。StorageGRIDでは、ユーザ メタデータが24KiBに制限されます。ユーザ定義のメタデータのサイズは、各キーと値のUTF-8エンコードでのバイト数の合計で測定されます。

ユーザ メタデータ内のUTF-8文字

要求のユーザ定義メタデータのキー名または値に(エスケープされていない)UTF-8文字が含まれている場合、StorageGRIDの動作は定義されていません。

ユーザ定義メタデータのキー名または値に含まれているエスケープされたUTF-8文字は、StorageGRIDで解析も解釈もされません。エスケープされたUTF-8文字はASCII文字として扱われます。

オブジェクト タグの制限

タグは、新しいオブジェクトのアップロード時に追加することも、既存のオブジェクトに追加することもできます。オブジェクトごとにサポートされるタグの数は、StorageGRIDとAmazon S3のどちらも最大10個です。オブジェクトに関連付けるタグには、一意のタグ キーが必要です。タグ キーはUnicode文字で最大128文字、タグ値はUnicode文字で最大256文字で指定する必要があります。キーと値では大文字と小文字が区別されます。

オブジェクトの所有権

StorageGRIDでは、非所有者アカウントまたは匿名ユーザによって作成されたオブジェクトを含むすべてのオブジェクトが、バケット所有者アカウントによって所有されます。

サポートされる要求ヘッダー

次の要求ヘッダーがサポートされています。

サポートされない要求ヘッダー

次の要求ヘッダーはサポートされていません。
  • x-amz-acl

次の要求ヘッダーはサポートされていません。指定した場合はXNotImplementedが返されます。

ストレージ クラスのオプション

x-amz-storage-class要求ヘッダーがサポートされています。x-amz-storage-classで送信される値はStorageGRIDが取り込み時にオブジェクト データを保護する方法に影響し、StorageGRIDシステムに格納されるオブジェクトの永続的コピーの数(ILMで決定)には影響しません。

取り込まれたオブジェクトに一致するILMルールの取り込み動作がStrictオプションに指定されている場合、x-amz-storage-classヘッダーの値は無視されます。

x-amz-storage-classには次の値を使用できます。

サーバ側の暗号化を行うための要求ヘッダー

オブジェクトをサーバ側の暗号化で暗号化するには、次の要求ヘッダーを使用します。SSEオプションとSSE-Cオプションを同時に指定することはできません。

  • SSEStorageGRIDで管理される一意のキーでオブジェクトを暗号化する場合は、次のヘッダーを使用します。
    • x-amz-server-side-encryption
  • SSE-C:ユーザが提供して管理する一意のキーでオブジェクトを暗号化する場合は、次の3つのヘッダーをすべて使用します。
    • x-amz-server-side-encryption-customer-algorithmAES256を指定します。
    • x-amz-server-side-encryption-customer-key:新しいオブジェクトの暗号化キーを指定します。
    • x-amz-server-side-encryption-customer-key-MD5:新しいオブジェクトの暗号化キーのMD5ダイジェストを指定します。
    注意: 指定した暗号化キーがどこかに格納されることはありません。暗号化キーを紛失すると、対応するオブジェクトが失われます。ユーザ指定のキーを使用してオブジェクト データを保護する場合は、事前にサーバ側の暗号化の使用に記載されている考慮事項を確認してください。

バージョン管理

バケットでバージョン管理が有効になっている場合、格納されるオブジェクトのバージョンごとに一意のversionIdが自動的に生成されます。このversionIdは、x-amz-version-id応答ヘッダーを使用した応答でも返されます。

バージョン管理が一時停止中の場合は、versionIdがnullの状態でオブジェクトのバージョンが格納され、nullのバージョンがすでに存在する場合は上書きされます。