各ストレージ ノードのオブジェクト メタデータ容量の監視

各ストレージ ノードのメタデータの使用率を監視して、重要なデータベース処理に使用できるスペースが十分に残っていることを確認する必要があります。オブジェクト メタデータによるメタデータ スペースの使用率が100%を超える前に、各サイトに新しいストレージ ノードを追加する必要があります。

開始する前に

タスク概要

StorageGRIDは、格納するオブジェクトまたはオブジェクト バージョンごとにオブジェクト メタデータを保持します。オブジェクトまたはオブジェクト バージョンのメタデータには次の情報が含まれます。
  • システム メタデータ(オブジェクトID(UUID)、オブジェクト名、コンテナ名、テナント アカウントの名前またはID、オブジェクトの論理サイズ、オブジェクトの作成日時および最終更新日時など)。
  • オブジェクトに関連付けられているカスタム ユーザ メタデータのキーと値のペア。
  • S3オブジェクトの場合、オブジェクトに関連付けられているオブジェクト タグのキーと値のペア。
  • レプリケート オブジェクト コピーの場合、各コピーの現在の格納場所。
  • イレイジャー コーディング オブジェクト コピーの場合、各フラグメントの現在の格納場所。
  • クラウド ストレージ プール内のオブジェクト コピーの場合、外部バケットの名前とオブジェクトの一意の識別子を含むオブジェクトの場所。
  • セグメント化されたオブジェクトおよびマルチパート オブジェクトの場合、セグメントIDとデータ サイズ。

冗長性を確保し、オブジェクト メタデータを損失から保護するために、オブジェクト メタデータの3つのコピーが各サイトで保持されます。この3つのコピーは、各サイトのすべてのストレージ ノードに均等に分散されます(各ストレージ ノードのストレージ ボリューム0にリザーブされているスペースを使用)。

各ストレージ ノードのボリューム0にメタデータ用にリザーブされている合計スペースはシステム全体の設定で、Metadata Reserved Spaceと呼ばれます (この値を確認するには、[Configuration] > [Storage Options] > [Overview]に移動します)。

Metadata Reserved Spaceは、オブジェクト メタデータ用のスペース(Metadata Allowed Space)と、コンパクションや修復などの重要なデータベース処理用のスペースに分かれています。
Metadata Allowed Space:ボリューム0
StorageGRIDは、次のPrometheus式を使用してMetadata Allowed Spaceの使用率を測定します。
storagegrid_storage_utilization_metadata_bytes/storagegrid_storage_utilization_metadata_allowed_bytes

このPrometheus式が一定のしきい値に達すると、Low metadata storage アラートがトリガーされます。

注: この式は、同じしきい値で従来のCDLPアラームがトリガーする、従来のCDLP属性Metadata Used Space (Percent)に相当します。

メタデータの使用率を引き上げる要因としては、ユーザ メタデータやタグのサイズと量、マルチパート アップロードのパートの総数、ILM格納場所の変更の頻度などがあります。

オブジェクト メタデータ用に適切なスペースを常に確保するには、次の手順に従ってストレージ ノードのメタデータ容量を監視します。

手順

  1. [Nodes] > [Storage Node] > [Storage]を選択します。
  2. [Storage Used - Object Metadata]グラフにカーソルを合わせると、使用できるスペースのうち、オブジェクト メタデータによって使用されている割合を確認できます。
    [Used %]の値は、上記のPrometheus式の現在の値です。

    [Storage Used - Object Metadata]グラフ
  3. [Used %]の値が70%以上の場合は、ストレージ ノードを追加してStorageGRIDシステムを拡張します。
    新しいノードを追加すると、サイト内のすべてのストレージ ノード間でオブジェクト メタデータが自動的にリバランシングされます。