グリッド管理APIに対する変更

StorageGRID11.4では、バージョン3のグリッド管理APIが使用されます。バージョン3はバージョン2に代わるものですが、バージョン1とバージョン2も引き続きサポートされます。

注意: バージョン1とバージョン2の管理APIはStorageGRID 11.4で引き続き使用できますが、これらのバージョンのAPIのサポートはStorageGRIDの今後のリリースで終了する予定です。StorageGRID 11.4にアップグレードしたあとで、PUT /grid/config/management APIを使用してv1とv2のAPIを非アクティブ化することができます。

アラート処理の新しいセクション

グリッド管理APIを使用してアラートを管理できるようになりました。使用できるセクションは次のとおりです。

/grid/healthエンドポイントでのアラートの表示

[Alarms]セクションのGET/grid/healthエンドポイントが更新されました。このエンドポイントでは、アラームとノードの接続状態に関する情報のほか、Critical、Major、Minorのアラート数に関する情報も提供されるようになりました。

新しいtraffic-classesセクション

グリッド管理APIを使用してトラフィック分類ポリシーを設定できるようになりました。トラフィック分類子の設定に関する新しい処理は次のとおりです。
  • /grid/traffic-classes:すべてのトラフィック クラス ポリシーの名前とID、および使用中の帯域幅制限を取得します。
  • /grid/traffic-classes/policies:すべてのトラフィック クラス ポリシー名を取得します。
  • /grid/traffic-classes/policies:新しいトラフィック クラス ポリシーを作成します。
  • /grid/traffic-classes/policies/{id}:IDを使用してトラフィック クラス ポリシーを取得します。
  • /grid/traffic-classes/policies/{id}:既存のトラフィック クラス ポリシーを置き換えます。
  • /grid/traffic-classes/policies/{id}:トラフィック クラス ポリシーを削除します。

SNMPエージェントのStorageGRID 11.4へのアップグレード

StorageGRID 11.3でグリッド管理APIのSNMPエンドポイントを使用してSNMPエージェントを設定した場合は、StorageGRID 11.4にアップグレードしたあとも同じエージェント設定を引き続き使用できます。または、新しい[SNMP Agent]ページを使用して、エージェント設定を再定義することもできます。SNMPv3トラップとインフォームを使用する場合は、[SNMP Agent]ページを使用してUSMユーザとトラップ / インフォームの送信先を設定する必要があります。

既存のSNMPエージェント設定を使用する場合は、次のような変更を加える必要があります。

Prometheus指標名の変更

StorageGRID 11.4では、グリッド管理APIの[Metrics]セクションに表示される複数のPrometheus指標の名前が変更されました。StorageGRIDへのアップグレード時には、新しい指標名を使用するように以下の項目が自動的に更新されます。

アップグレードが完了すると、すべての指標データが新しい指標名を使用して格納されます。StorageGRID 11.3でデフォルトのアラート ルールを編集した場合やカスタムのアラート ルールを作成した場合は、アラート ルールの設定を確認して、それらのルールで古い指標名が使用されないようにする必要があります。

アップグレード後は、名前を変更した指標の履歴データに一時的にアクセスできます。
注: Prometheus指標データは31日間しか保持されないため、[Renamed Metrics]ページとPrometheusインターフェイスにはアップグレードの完了後31日間だけ履歴データが表示されます。その期間が過ぎると、指標の新しい名前を使用するグラフやダッシュボードに、これらの指標で利用可能なすべてのデータが表示されます。

イレイジャー コーディングAPIに対する変更

/grid/ec-profiles APIに、イレイジャー コーディング プロファイルがアクティブであるか非アクティブであるかを示すactiveプロパティが追加されました。

groups APIへのmanageAlerts権限の追加

/grid/groups APIにmanageAlerts権限が追加されました。

オブジェクト メタデータを読み出すための新しいオプション

[Objects]セクションのPOST /grid-object-metadataエンドポイントを使用して行われたオブジェクト メタデータの要求に対する応答に必要な整合性レベルを指定できるようになりました。次のいずれかの整合性レベルで要求を実行するように指定できます。
  • all
  • strong-global
  • strong-site
  • read-after-new-write
  • available
  • weak
これらの整合性レベルについては、クライアント アプリケーションの実装手順を参照してください。

外部のレイヤ7のロード バランサとIPベースのS3ポリシーのサポート

新しいプライベートのグリッド管理APIでは、信頼された外部のレイヤ7のロード バランサのリストを設定できます。このリストは、元のクライアントのIPベースのS3バケットまたはグループ ポリシーと組み合わせて使用され、StorageGRIDは転送された要求を受け入れることができます。

How to configure StorageGRID to work with third-party Layer 7 load balancers