ストレージ機能の概要

ストレージ機能とは、ストレージ システムの属性の集まりで、そのストレージ機能が関連付けられているストレージ オブジェクトのストレージ パフォーマンスのレベル、ストレージ効率、およびその他の機能(暗号化など)を特定します。

従来のデータストアの場合、ストレージ機能プロファイルを使用して共通の属性を持つ一貫性のあるデータストアを作成し、QoSポリシーを割り当てることができます。プロビジョニング時には、ストレージ機能プロファイルに一致するクラスタ、SVM、およびアグリゲートが表示されます。ストレージ機能プロファイルは、[ストレージ マッピング]メニューの[プロファイルの一括自動生成]オプションを使用して、既存の従来のデータストアから生成できます。プロファイルを作成したら、VSCを使用してデータストアがプロファイルに準拠しているかを監視できます。

VVolデータストアの場合、プロビジョニング ウィザードでは、複数のストレージ機能プロファイルを使用してデータストア内に異なるFlexVolを作成できます。VMストレージ ポリシーを使用すると、その定義に従って、該当するFlexVolに仮想マシン用のVVolを自動的に作成できます。たとえば、代表的なストレージ クラス(パフォーマンス制限や暗号化またはFabricPoolなどの機能)用のプロファイルを作成することができます。VMストレージ ポリシーは、vCenter Serverであとから作成できます。仮想マシンのビジネス クラス(本番、テスト、HRなど)を表すポリシーを作成し、適切なストレージ機能プロファイルに名前でリンクできます。

VVolで使用する場合は、ストレージ機能プロファイルによって個々の仮想マシンのストレージ パフォーマンスも設定され、パフォーマンス要件を最も満たすVVolデータストアのFlexVolに仮想マシンが配置されます。QoSポリシーにパフォーマンスの最小IOPSまたは最大IOPSを指定できます。仮想マシンを最初にプロビジョニングするときはデフォルト ポリシーを使用できます。または、ビジネス要件の変化に応じてあとでVMストレージ ポリシーを変更することもできます。

次に、vCenter ServerはLUNまたはボリュームのストレージ機能を、そのLUNまたはボリュームでプロビジョニングされたデータストアに関連付けます。これにより、仮想マシンのストレージ プロファイルに一致するデータストアに仮想マシンをプロビジョニングして、データストア クラスタ内のすべてのデータストアのストレージ サービス レベルを同じにすることができます。

Virtual Storage Console(VSC)、VASA Provider、Storage Replication Adapter(SRA)仮想アプライアンス7を使用している場合は、仮想ボリューム(VVol)データストアごとに新しいストレージ機能プロファイルを設定できます。これにより、同じVVolデータストアにIOPS要件が異なる複数の仮想マシンをプロビジョニングすることができます。IOPSの要件があるVMのプロビジョニング ワークフローを実行する際には、互換性があるデータストアのリストにすべてのVVolデータストアが表示されます。

注:vCenter Server 6.5よりも前の仮想マシンをプロビジョニングまたは変更しようとすると、互換性があるデータストアのリストには、パフォーマンスが「MAX_IOPS」に設定されたストレージ機能プロファイルを含むVVolデータストアのみが表示されます。それ以外のVVolデータストアは、互換性がないデータストアのリストに表示されます。これは無視してかまわず、互換性がないデータストアのリストからVVolデータストアを選択して仮想マシンをプロビジョニングまたは変更できます。