ストレージ システムとVMware vCenter Serverの間の通信など、Virtual Storage Console(VSC)のコンポーネント間の通信には、指定のポートがデフォルトで使用されます。ファイアウォールを有効にしている場合は、例外を許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。
Windows以外のファイアウォールについては、VSCで使用する特定のポートへのアクセスを手動で許可する必要があります。それらのポートへのアクセスを許可しないと、次のようなエラー メッセージが表示されます。
サーバと通信できません。
VSCで使用されるデフォルトの双方向TCPポートは次のとおりです。
デフォルトのポート番号 | 説明 |
---|---|
9083 | 有効にすると、VASA ProviderとStorage Replication Adapter(SRA)の両方がこのポートを使用してvCenter Serverと通信します。このポートはTCP/IP設定を取得する場合にも必要です。 |
443 |
クレデンシャルの設定方法によっては、VMware vCenter Serverとストレージ システムがこのポートで保護された通信をリスンします。 |
8143 | VSCは、このポートでセキュアな通信をリスンします。 |
7 | VSCがONTAPにエコー要求を送信して到達できるかどうかを確認します。ストレージ システムを追加する際にのみ必要で、あとで無効にできます。 |
ICMPが無効になっていると、ONTAP toolsの初期設定が失敗し、導入後にVSCがVSCサービスとVASA Providerサービスを開始できなくなります。導入後に、VSCサービスとVASA Providerサービスを手動で有効にする必要があります。